首都圏防衛の要は「埼玉」 県内の超重要機関5選 国防や大災害時 拠点になる「埼玉」

第2次世界大戦後、関東地方のほぼ中央に位置する埼玉県には、東京都に隣接しまとまった土地が確保できたことから、各種官公庁の施設が置かれました。そのなかには、首都圏を守るための重要な機関がいくつもあります。

さいたま市には大規模災害時の支援拠点も

 県庁所在地さいたま市の、さいたま新都心には中央省庁の出先機関が集約配置されており、大規模災害時は立川広域防災基地を補完する「さいたま広域防災拠点」として、首都機能のバックアップ拠点と位置付けられています。

さいたま新都心合同庁舎(さいたま市)

 さいたま新都心合同庁舎は1号館と2号館の2棟からなり、2号館に治安や防衛、災害対応を担当する関東管区警察局や北関東防衛局、関東地方整備局などが入っています。

 関東管区警察局は警察庁の下部組織で、東京都を担当する警視庁以外の関東甲信越および静岡県の10県警を指揮監督し、各種調整を行います。

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国鉄大宮操車場跡地に開設された、さいたま新都心合同庁舎。中央の高い建物が2号館、その奥の赤い通信鉄塔があるのが1号館(柘植優介撮影)。

 北関東防衛局は、上述した東部方面総監部の担当区域のうち、神奈川県と静岡県、山梨県以外の1都7県を担当する防衛省の地方部局で、域内の防衛施設の整備や物品調達、各行政機関との調整などを、おもな役割としています。

 関東地方整備局は、関東と山梨県、長野県と静岡県の一部を担当する国土交通省の地方部局で、道路や空港、港湾、ダム、河川などの整備や維持管理を担っています。

 これら機関が入るさいたま新都心合同庁舎は、広域防災拠点として耐震性の確保とともに、ヘリポートや通信ネットワークなどが用意されており、さらに万一の際は災害対策本部を設置できるだけのスペース(本部長室や記者会見室含む)が建物内部に設けられています。

※ ※ ※

 このほかにも、埼玉県の重要施設としては、JR東日本の新幹線5路線が全て乗り入れる大宮駅などもあります。

 しかし埼玉県は内陸県のため、海洋に関する重要機関はなく、それらについては神奈川県や千葉県に配置されています。

【了】

【写真】首都圏を行き来する民間機の安全を守る中枢

Writer:

子供のころから乗り物全般が好きで、車やバイクはもちろんのこと、鉄道や船、飛行機、はたまたロケットにいたるまですべてを愛す。とうぜんミリタリーも大好き。一時は自転車やランニングシューズにもはまっていた。

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