首都圏防衛の要は「埼玉」 県内の超重要機関5選 国防や大災害時 拠点になる「埼玉」

第2次世界大戦後、関東地方のほぼ中央に位置する埼玉県には、東京都に隣接しまとまった土地が確保できたことから、各種官公庁の施設が置かれました。そのなかには、首都圏を守るための重要な機関がいくつもあります。

首都圏を飛ぶ自衛隊機、民間機とも埼玉で管制

 東京に隣接し、全国第5位の人口を擁する埼玉県は、国際港や国際空港こそないものの、県内に首都圏はもとより、それ以上の広範にわたる地域の安全を守る機関が多数設置されています。そのなかから5か所を見ていきます。

Large 20200208 01
東京と埼玉の都県境に立つカントリーサイン(柘植優介撮影)。

中部航空方面隊司令部(狭山市、入間市)

 航空自衛隊は日本の空を、大きく4つのエリアにわけ、それに合わせて部隊を配置しています。そのなかで首都圏を含む本州中央部と四国の一部を担当するのが、中部航空方面隊です。

 この部隊は狭山市と入間市にまたがる入間基地に司令部を置きますが、その担当エリアのなかには北は仙台市から西は神戸市までが入り、域内には日本人の約75%が居住しています。隷下にあるスクランブル任務などに就く戦闘機部隊は百里基地(茨城県)と小松基地(石川県)に置かれ、日本海上空や首都圏沿岸の太平洋上空を含めて警戒監視についています。

Large 20200208 02
首都圏の防空を担う中部航空方面隊司令部が置かれる航空自衛隊入間基地(柘植優介撮影)。

東京航空交通管制部(所沢市)

 首都圏を飛行する民間機の管制業務を一元的に担うのが、所沢市にある東京航空交通管制部です。担当空域は東北南部から中国地方東部までの本州中央部で、成田空港や羽田空港に離着陸する航空機はほぼ管制しています。

 軍用機を除いた日本の航空管制は、2020年現在、札幌、東京、神戸、福岡の4か所で空域を分担していますが、2025年をめどに東京、神戸、福岡の3か所に再編される計画です。また、低高度空域(上空10km未満)は東京と神戸の2か所で、高々度空域(上空10km以上)は福岡で一括管制することになる予定です。

 そうなると、東京航空交通管制部の担当エリアはさらに広がり、北海道から本州中央までとなります。

【写真】首都圏を行き来する民間機の安全を守る中枢

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  2. 都市に迫るロシア軍の「弾道ミサイル」が“空中で木っ端みじん”になる瞬間をウクライナ軍が公開 追尾から撃墜まで詳細に
  3. 海自艦がロシア海軍の「超静かな潜水艦」を確認!浮上航行する姿を捉えた画像を防衛省が公開
  4. 海自潜水艦 アメリカ海軍の“歴戦の揚陸艦”を標的に魚雷発射! 実弾演習で巨大な水柱があがる瞬間を公開
  5. 「海自最大の護衛艦」と「世界最大級の軍艦」が洋上で並んだ! 圧巻の編隊航行を上空から捉えたショットが公開
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  3. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開