高速道路 2020年春の改良ラッシュ! 日本初の「新タイプIC」誕生 4車線化も進行
「スマートICがない県」解消へ 開通ラッシュ続く
3月下旬は全国でスマートICの開通が相次ぎます。
九州道 桜島スマートIC下り線出口(鹿児島県姶良市)
・開通日時:2020年3月20日(金)12時
・位置:姶良IC~加治木IC間(桜島SA内)
2019年3月の上り線出口、下り線入口に続き、桜島SAに下り線の出口(熊本、宮崎方面からの出口)が開通します。
NEXCO西日本によると、鹿児島県では2020年10月に国体(国民体育大会)の開催が予定されており、桜島スマートICはバスケットボールやライフル射撃といった競技会場の最寄りICになるとのこと。隣の加治木IC利用時と比べ、高速道路から競技会場までの所要時間が約14分短縮されるそうです。また、姶良(あいら)市内にある鹿児島県運転免許試験場の最寄りICでもあります。
中国道 湯田温泉スマートIC(山口市)
・開通日時:2020年3月21日(土)15時
・位置:山口IC~小郡IC間(湯田温泉PA内)
湯田温泉PAに開通するスマートICは、山口県内初のものです。PAの名称も、このスマートICの開通とともに「湯田PA」から「湯田温泉PA」に変わります。
湯田温泉街をはじめ、山口大学や山口市民会館といった施設に近いスマートICができることで、NEXCO西日本は観光促進のほか、大きなイベントや会議の開催地としての優位性も高まることが期待されるとしています。
松山道 中山スマートIC(愛媛県伊予市)
・開通日時:2020年3月21日(土)15時
・位置:伊予IC~内子五十崎(うちこいかざき)IC間(松山道本線に接続)
中山スマートICは愛媛県内初のスマートICで、松山方面への入口および出口だけの「ハーフIC」として整備されます。これまで伊予IC~内子五十崎IC間は、24kmにわたりICがありませんでした。
この付近で松山道に並行する国道56号には土砂災害危険箇所が多く、中山スマートICの開通により、国道が不通となった際の救助、救援が迅速化されるといいます。
ちなみに、湯田温泉スマートICと中山スマートICが開通することで、「スマートICがない都道府県」は、残すところ大阪府と京都府のみになります。
上信越道の小布施も、スマートICから直接ハイウェイオアシスに入れていると思うのですが?