高速道路 2020年春の改良ラッシュ! 日本初の「新タイプIC」誕生 4車線化も進行

日本初「民間施設直結型スマートIC」も誕生

 日本初となる構造のスマートICも誕生します。

東名高速 駒門スマートIC(静岡県御殿場市)

・開通日時:2020年3月28日(土)15時
・位置:御殿場IC~裾野IC間(駒門PA内)

 東名の駒門PAにスマートICができます。NEXCO中日本は開通効果として、御殿場IC、裾野IC付近の主要渋滞箇所を回避して東名を利用できるようになるとしています。

 また、陸上自衛隊の駒門駐屯地にも近く、高速道路へアクセスする時間の短縮、経路の多重化により、災害派遣の迅速化も期待されるそうです。陸上自衛隊の「富士総合火力演習」が開催される東富士演習場も、この駒門スマートICが最寄りになります。

神戸淡路鳴門道 淡路北スマートIC(兵庫県淡路市)

・開通日時:2020年3月29日(日)15時
・位置:垂水IC~東浦IC間(淡路ハイウェイオアシス内)

 淡路SAに隣接する観光施設「淡路ハイウェイオアシス」内に、淡路北スマートICが設けられます。年間160万人以上が訪れるという淡路ハイウェイオアシスは、淡路SAから連絡路を通じてクルマで行き来が可能でしたが、最寄りの淡路ICから入ったクルマは淡路SAおよびハイウェイオアシスに進入できない構造のため、ひとつ南の東浦ICまで回り高速道路に入ってから、これら施設を利用するといったケースが見られました。

 このスマートICは、日本初の「民間施設直結型スマートIC」でもあります。本四高速によると、スマートICは通常、高速道路本線やSA・PAといった道路施設に直結していますが、淡路北スマートICは、「入った先が民間施設のハイウェイオアシス」である点が、これまでにない構造とのこと。このほかに国土交通省の認可を受けて整備中の民間施設直結型スマートICとしては、三重県の伊勢道で、温泉施設に直結するものがあります。

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淡路ハイウェイオアシスからは明石海峡大橋と淡路SAの観覧車を一望できる(画像:写真AC)。

 なお、本四高速では淡路北スマートICの開通を記念して、3月28日(土)と29日(日)に、明石海峡大橋の特別ライトアップを実施します。

※ ※ ※

 ちなみに、2020年2月現在で整備中および調査中のスマートICは、今回紹介したものを除くと、全国で60か所以上あります。

【了】

【地図】2月から3月に開通するIC・スマートICの概要

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コメント

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1件のコメント

  1. 上信越道の小布施も、スマートICから直接ハイウェイオアシスに入れていると思うのですが?