「お召列車」になった車両いろいろ 普段の通勤電車が実は「防弾ガラス仕様」なことも
近鉄はグレードの高い特急形車両をお召列車に
目的地がJR線上にない場合、もしくはJRよりも私鉄のほうが利便を図れる場合は、天皇陛下は私鉄も利用されます。
特に近鉄(近畿日本鉄道)は伊勢や吉野、奈良などを網羅することから、皇族のご利用が多い鉄道会社です。近鉄では原則として設備の新しい、もしくはグレードの高い車両をお召列車に充当します。かつては車両の一部を改装し「御座所」を設けたこともありますが、現在では21020系電車「アーバンライナー」のデラックスシートや、50000系電車の観光特急「しまかぜ」などを使用します。
神戸電鉄3000系電車
1980(昭和55)年7月23日、兵庫県の県立施設の見学に向かわれる当時皇太子だった明仁殿下と美智子妃殿下が、神戸電鉄の新開地~志染間を利用されています。神戸電鉄は通勤・通学路線で御乗用列車はもちろん、近鉄のような特急形の車両も所有していません。
神戸電鉄は当時最新型の3000系電車3010編成を使用し、新開地~志染間をノンストップで運転しました。道中では殿下が車内に掲示されている路線図をご覧になりながら、神戸電鉄の中田社長(当時)に解説を求められるといった、通勤形電車らしいエピソードが残されています。
つくばエクスプレスTX2000系電車
2008(平成20)年11月12日、茨城県の宇宙航空研究開発機構の視察や国際会議出席などのため、当時の天皇皇后両陛下はつくばエクスプレスに乗車されました。この際お召し列車に指定されたTX2000系電車の2168編成は、窓ガラスの一部を防弾ガラスにし、お召し列車の運転までは通常の営業運転に使用しない措置が取られました。
また、これまでお召し列車の運転士には、各鉄道事業者のベテランが抜擢されることが通例でしたが、つくばエクスプレスはATO(自動列車運転装置)による自動運転を行う路線です。このときのお召し列車が自動運転だったか手動運転だったかは判明しませんでしたが、少なくとも自動運転が可能な列車で初のお召し列車であったことは間違いありません。
時刻表は、交通案内社には悪いが正直アプリで月いくらの支払いじゃ無くて、電子書籍で全ページスキャンして1205円で売って欲しい。アプリくっそ見づらいんだわ。しかも期限過ぎると一切見返しが効かない。商売としちゃ定期購読で使って欲しいんだろうけど、一般ユーザーからしたら季節毎の臨時フォロー出来てればそれでいいから飛び飛びに購入して数ヶ月使いたいんだよな。
正直、復刻版時刻表の方がよっぽど使える。
浩宮さまは東急8500x5でどこかからこどもの国駅までお越しになったことがあったような