「長寿な鉄道車両」5選 同じ形式名で約半世紀 長持ちのワケは? 引退が近い車両も
国鉄時代に3400両ほどが製造 いまは10両ほどの車両とは
JR103系(1963年製造)
JRからは103系電車を取り上げてみましょう。103系は1963(昭和38)年に山手線へ投入されたのが始まりですが、さすがにその当時の車両は引退しています。製造数は3400両に及び、現在もJR西日本とJR九州に残っています。そのうちJR西日本には1970(昭和45)年に製造された編成が現役で走っており、運用から50年が経過した車両となっています。
しかし103系のなかでも、奈良電車区には8両しか残っておらず、後継車両への置き換えは秒読み段階といったところです。
今回は、車体の載せ換えなどが行われていない車両を紹介しましたが、なかには機器などの一部を交換し、そのほかの部分を活かす改造も行われます。たとえば京阪電鉄の2600系の2624号車と2818号車は、古い2000系を改造した上で2600系に編入した車両です。車体や一部の機器は製造から60年を経過していますが、いまなお現役で使われています。
【了】
※一部修正しました(4月7日21時55分)。
Writer: 児山 計(鉄道ライター)
出版社勤務を経てフリーのライター、編集者に。教育・ゲーム・趣味などの執筆を経て、現在は鉄道・模型・玩具系の記事を中心に執筆。鉄道は車両のメカニズムと座席が興味の中心。座席に座る前に巻尺を当てて寸法をとるのが習慣。言うなれば「メカ&座席鉄」。
現在クハ103ー167は走っていません。
阪急5000系のトップナンバーの8両編成は先日廃車になりました。
阪急の今津線用6両は準急運用には入りません。
神戸線8両が運用に入ります。
この記事の内容は情報が古く、嘘も程々に入っていますね。
阪急だったら、京都線の3300系の方が古いです。下枠交差でない大きなパンタグラフが異彩を放っています。
東武8000は?
写真の2600系はすべて2000系からの改造です。2624と2818は出自が2000系の1次車という意味ですね。30番代の4本は完全な新車です。
長嶋茂雄さんがジャイアンツを引退した年に有楽町線が開業と7000系が投入され、最初は5両編成でスタートし約9年後には倍の10両となりました。その後は副都心線でも利用されていますが、その7000系も老朽化が進み新型17000系の投入が決まり、7000系が見られるのも後僅かとなり、半蔵門線8000系も新型18000系の投入が来年から開始されます。
西武101系「…」
東武の8000系もかなり古い筈ですが・・・。
東京メトロ7000系や東急8500系よりも遥かに古い。
東武8000型の登場は昭和38年。現役最古参は野田線の8150Fが昭和44(1969)年製造の字幕車です。フロントマスクなど原型とは違いますが漏らしたくない車両です。
「私鉄の103型」との異名も有るほど多数が長期にわたり製造されたので、設計変更はあったようです。
現在は他社と同じような座り心地の座席ですが、初期の車両では座面が低くソファに座ったような印象があります。