都内の地下に眠る駅5選 車窓から遺構が見える? 各駅の歴史 イベントに活用する例も

使われなくなった駅やホームは、地上にあれば容易に目につくこともありますが、地下にあれば暗さもあり、なかなか気づかないかもしれません。東京都内の地下で眠りにつくことになった駅やホームには、どんな歴史があるのでしょうか。

京成本線や京王線のトンネル区間にも使われなくなった駅がある

 地下鉄以外の私鉄にも、トンネル内に眠る駅があります。

京成本線 旧・博物館動物園駅(台東区)

 京成本線の京成上野~日暮里間にはかつて、博物館動物園駅がありました。場所は上野恩賜公園の北側の地下です。1933(昭和8)年12月に開業して以降、帝室博物館(現・東京国立博物館)や恩賜上野動物園の最寄り駅として利用されました。

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博物館動物園駅の駅舎内部の様子。リニューアル工事後、イベントなどが開催された(2020年2月、乗りものニュース編集部撮影)。

 しかし、ホームの長さが4両編成分しかなかったため、一部の普通列車に6両編成が登場すると通過措置が取られました。駅の利用者は年々減少し、ついに1997(平成9)年4月に営業を休止、2004(平成16)年に廃止されました。

 ホームや地上へ通じる駅舎は2020年現在も残されています。2018年の夏にはリニューアル工事が行われ、その後、アートイベントや展示会などの会場に使われています。

京王新線 初台駅(渋谷区)

 渋谷区にある初台駅は、京王線のうち新線にある駅です。新線は1978(昭和53)年10月、都営新宿線と直通するために開通しました。従来からの京王線は新宿駅が終点で、いまもすぐ南側を通っています。つまり笹塚~新宿間は、京王線が2路線、並行しているのです。

 初台駅は新線が開通するまで南側の京王線にありました。開業時は地上駅でしたが、1964(昭和39)年に地下化。1978(昭和53)年の新線開通と同時に現在の場所へ移設され、ホームの長さも10両編成の列車に対応しました。

 旧初台駅に列車は停車しませんが、銀座線の神宮前駅のようにいまもホームなどが残されています。通過する際、車窓から目を凝らせば見えるかもしれません。

【了】

【写真】「新線」でない京王線の初台駅 かつての様子

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1件のコメント

  1. 番外編:小田急の急行線の世田谷代田駅(対向式ホーム)。代々木上原駅から梅ヶ丘駅の複々線運転開始後使われなくなった。

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