京急の品川駅が今に至るまで 過去に2度移転 ターミナルビルも 悲願の東京市内乗り入れ

京急本線の品川駅は今、JR線に隣接しています。しかし開業当初から現在の地にあったわけではありません。悲願の東京市内乗り入れ、ターミナルにふさわしいビルディング建設など、京急品川駅の歴史を見ていきます。

「北品川」駅名の由来 実は後発、現在の京急品川駅

 京浜電鉄開業時からの品川(八ツ山)駅は、1924(大正13)年、国道の改修に伴い200mほど南(現・北品川駅の地)に移転し、駅名を北品川へと変更しています。「品川駅の南にあるのになぜ北品川?」という疑問を持ちますが、江戸時代の東海道品川宿の北にあたる地であり、昔からの地名からとった形です。品川宿は、北品川~青物横丁間にかけて、京急線路の東側(海側)にあたる場所に続いていました。

Large 20200819 01
八ツ山橋付近。写真右奥付近に初代の品川(八ツ山)駅があった(2017年9月、内田宗治撮影)。

 その後、高輪~北品川間では道路混雑の問題が起き、鉄道専用線の建設となりました。1933(昭和8)年、京浜電鉄高輪駅は現在地に移り品川駅へと改称しました。この時、再び線路幅を標準軌に戻しています。

 京急の悲願だった都心乗り入れは、1968(昭和43)年、都営1号線(現・都営浅草線)との相互乗り入れによってかなうことになりました。

【了】

【航空写真】移転・改称した品川駅が現在に至るまで

Writer:

フリーライター。地形散歩ライター。実業之日本社で旅行ガイドシリーズの編集長などを経てフリーに。散歩、鉄道、インバウンド、自然災害などのテーマで主に執筆。著書に『関東大震災と鉄道』(ちくま文庫)、『地形で解ける!東京の街の秘密50』(実業之日本社)、『外国人が見た日本 「誤解」と「再発見」の観光150年史』(中公新書)』ほか多数。

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 品川駅は品川区ではなく港区です。

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  3. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  4. 「知らなかった!」SNSで話題に 高速道路の“2つ並んだ赤い三角コーン”、実は超重要な「ある合図」だった! NEXCO公式が投稿
  5. ロシアのミサイル部品工場が「大炎上」 ウクライナ軍の航空機から発射した巡航ミサイルが「直撃」か
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号