ステルス機まる見え!? ウワサの中国最新駆逐艦搭載レーダー 対抗策のカギは…F-15J?

昨今の艦載レーダーはステルス性能の高い目標も補足できつつあるようで、中国の駆逐艦にも搭載されているそうです。その対抗策のひとつとして、まさかの非ステルス機F-15J将来改修型の活用も考えられるとか。どういうことでしょうか。

だったら射程外から撃てばいいじゃない 最新改修型F-15Jの「お役目」

 防衛省と航空自衛隊は対艦攻撃能力を向上させるもうひとつの手段として、F-15Jの能力向上改修型に、最大射程926km以上の空対地ミサイル「JASSM-ER」(Joint-Air-to-Surface Standoff Missile)と、JASSM-ERの設計を基に開発された、最大射程800kmの対艦ミサイル「LRASM」(Long Range Anti-ship Missile)の搭載も計画してます。現時点で世界にはJASSM-ERとLRASMの射程を超える艦対空ミサイルは存在しておらず、両ミサイルを搭載したF-15Jは、安全な距離から攻撃を行なうことができます。

Large 20201030 01
能力向上型F-15Jへの搭載が計画されている対艦ミサイル「LRASM」(画像:アメリカ海軍)。

 ひとつの手段しか持たないと、その手段が無力化された時、なすすべを失ってしまいますが、ふたつ以上の手段を持っていれば、どちらかが無力化されても対応することができます。F-35AとJSM、能力向上改修を受けるF-15JとJASSM-ERまたはLRASMという、特性の異なるふたつの手段により、対艦攻撃能力、さらに言えば抑止力を高めるという防衛省・航空自衛隊の考え方は合理的だと筆者は思いますし、055型ミサイル駆逐艦という新たな脅威が出現した現状においては、その整備をさらに加速していくべきだとも思います。

【了】

【画像】「イーグル」は更なる高みへ F-15J「ジャパニーズ・スーパー・インターセプター」

Writer:

軍事ジャーナリスト。海外の防衛装備展示会やメーカーなどへの取材に基づいた記事を、軍事専門誌のほか一般誌でも執筆。著書は「最先端未来兵器完全ファイル」、「軍用ドローン年鑑」、「全161か国 これが世界の陸軍力だ!」など。

最新記事

コメント

2件のコメント

  1. まあモザイク破るぐらいだしな

  2. 艦載レーダーで見えてもミサイルの終末誘導が出来なければ迎撃出来ません。小型のミサイル搭載型のレーダーで見えるのでしょうか?iRの終末誘導センサ-ってそんなにLRMに使用されてましたっけ?昔あきづきの担当の方が遠くから見えますが届きません。と多分レーダーで見えても搭載されたESSMの足の短さ故に即時の対処が出来ないことをを嘆いておられました。

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス