定期券かきっぷか テレワークで出社減 鉄道利用で元が取れる境界線は?

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、テレワークの導入などにより、出社回数が減った人も多いことでしょう。こうなると気がかりなのが鉄道定期券を購入するか否か。毎回きっぷを買う場合とどちらがお得か、首都圏の路線で調べました。

10km圏と20km圏で、1ヶ月・6ヶ月の定期券ときっぷを比較

 それでは、10km圏から見ていきましょう。1ヶ月定期券の場合、JR東日本はひと月あたり15日から16日出社すれば元が取れる計算になりました。ほかの区間でも同様ですが、定期券の割引率はJRが頭ひとつ抜けています。

 大手私鉄などだと、東武鉄道、小田急電鉄、京急電鉄、都営地下鉄が、それぞれひと月あたり18日の出社でお得になる計算です。続いて西武鉄道、東急電鉄、京王電鉄が19日で並んでいます。東京メトロは20日、京成電鉄は21日出社すれば割に合うラインです。

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首都圏の主な鉄道事業者の、東京都心域から10km圏の駅までの1ヶ月定期券代(河嶌太郎作成)。

 6ヶ月定期券の場合はどうでしょうか。どの鉄道会社も割引率が1か月定期券より高くなっています。月あたりの元が取れる往復日数は以下の通りです。

・JR東日本:12日から13日

・小田急電鉄、京急電鉄:16日

・東武鉄道、都営地下鉄、西武鉄道、東急電鉄:17日

・東京メトロ:18日

・京成電鉄:19日

 月あたりの元が取れる往復日数を1ヶ月定期券と6ヶ月定期券で比較すると、JRは3日ほど、私鉄・都営地下鉄は2日ほど少なくなっており、より有利です。

 距離による違いはあるのでしょうか。1ヶ月定期の20km圏を見ると、最もお得なのはJRに変わりありません。東京メトロは、元を取るには10km圏だと月20往復ですが20km圏だと月16往復と大幅に減ります。東京メトロの運賃は、距離に対して運賃の上昇が緩やかなのが特徴ですが、これは定期券にも該当するようです。小田急電鉄、東武鉄道、都営地下鉄、東急電鉄、西武鉄道、京王電鉄、京急電鉄、京成電鉄は、10km圏と20km圏とで元が取れる日数は0~2日ほど増減します。

【一覧表】半年定期券で元が取れる往復回数は? 首都圏大手鉄道会社の区間例

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