「準特急」とは何だったのか 快速急行じゃ×? 「特急」にこだわった京王のレア種別

「快速急行」じゃダメ…?

 なぜ京王電鉄は「快速急行」ではなく「準特急」としたのかを考察してみました。理由として「新宿発」「わかりやすさ」「スピード感」があるようです。

「準特急」が登場する2001年ダイヤ改正の直前、京王線・相模原線の列車種別は「各停」「通勤快速」「快速」「急行」「特急」でした。

 京王線は都営新宿線と直通運転しますが、上記の種別のうち「特急」だけが新宿発着でした。そのような中、「準特急」も新宿発着で設定されました。つまり「特急」と「準特急」は「新宿発着で乗り入れなし」と認識できました。

「わかりやすさ」については、「“快速”が増えすぎる問題」の回避でしょう。すでに「通勤快速」「快速」がある状態で「快速急行」があると紛らわしいと思われます。

「スピード感」は通過駅数の比較から推察されます。じつは京王線新宿発着の「急行」はかなり俊足です。京王新線を除く京王線全32駅のうち半数以上の18駅を通過します。準特急が設定された2001(平成13)年当時、特急はさらに7駅を通過し、さらなるスピードアップを図っていました。準特急は特急停車駅に分倍河原、北野を追加しただけ。京王線に限れば急行の仲間というより、特急の仲間と考えられます。

 急行の停車駅を減らした「快速急行」ではなく、特急の停車駅を増やした「準特急」しとた理由は、ライバル意識にもありそうです。「京王多摩センター」駅と「小田急多摩センター」駅は、どちらからでも新宿へ行けます。ただし小田急は「快速急行」、京王は「準特急」です。準特急の方が“速そう”ですね。2022年春のダイヤ改正からは、「快速急行」対「特急」となります。名前が変わっただけですが、さらにイメージアップします。

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コメント

3件のコメント

  1. これで思い出しましたが、山陽電鉄の『S特急』も、何となく準特急に似ていますね。
    これも、本来なら『急行』にしたいところでしょうが、急行では遅いイメージになるとして『特急』の名前を付けたようです。

  2. 「国鉄の急行と準急の関係」というくだりはいらなかったですね。

  3. 『「準特急」は「特急」あっての「準」』というくだりに、今のJRの特急のありようを思い起こしました。「急行」あっての「特別」急行のはずなんですが、今や特急しかありません。