日本で唯一保有の「ジャンボ機」どうなる ANAグループがNCAを買収、何が変わる?&狙いは?
ANAでは運航なしの「ジャンボ機」はどうなる
一方NCAでは2023年現在、ANAが運航していないボーイング747-8を保有し、主力機として運用しています。747-8は「ジャンボ機」として知られており、現在国内ではNCAのみが保有しているモデルです。
津田氏らANAホールディングスの担当者によると、NCAが保有する747の機齢は平均8年で、「比較的新しい」とのこと。「まだまだ活躍できる機体であると思っています」と話します。
一方で現在ANAグループが保有する貨物機、ボーイング767Fが老朽化を迎えていることも今回の買収という判断の一因となっており、「今後の機材計画はゼロベースで作っていることになるのかなと考えています」(担当者)としています。
これまでANAホールディングスはNCAの経営に参画。現在でも2社は航空機整備部門における業務協力、両社運航便での共同運航(コードシェア)や連帯運送を柱とする戦略的業務提携に関する覚書を締結しており、相互協力関係にあるとのことです。
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