夜行バスvs50年前の夜行列車 東京発でどっちが速い? 「バスタ新宿は昔の上野駅」

道路網が発達した現代では、東京から全国の主要都市へ高速バスが運行されています。では現代の高速バスと半世紀前の夜行列車とでは、所要時間はどちらが短いでしょうか。

夜行高速バスvs50年前の夜行急行列車 勝者は…?

 まさに現代の夜行高速バスは、往年の夜行急行列車にとって代わった存在というわけです。そうしてみると、50年前の夜行急行列車と現代の夜行高速バスは単純に比べることはできないものの、どちらがありがたい存在なのか気になってきます。では両者の所要時間を見てみましょう。

 50年前の時刻表をひもといて調べると、青森や福岡など14の県庁所在都市に向けて走っていた14本の夜行急行列車に対し、そのすべてにおいて同区間を走る現在の夜行高速バスの方が速い(所要時間が短い)という結果になりました。夜行高速バスの実力を改めて実感します。

 それでは夜行急行列車ではなく、それより速い50年前の特急列車(昼行)と現在の夜行高速バスとの比較ではどうでしょうか。

 こちらはなんとすべてにおいて、現在の夜行高速バスが50年前の特急列車(昼行)より遅いという結果になりました。なお名古屋、岐阜、博多は新幹線利用で比較しています。一例として東京~青森間を記します。

・所要8時間15分:50年前の昼行特急「はつかり3号」

・所要10時間:現代の夜行高速バス

・所要11時間11分:50年前の夜行急行「八甲田」

(鉄道は上野駅、高速バスはバスタ新宿から)

 ところで、50年も前の鉄道と比べても、現代の夜行高速バスの方が遅いのかと思った人もいることでしょう。しかし場所によっては、高速バスが早く着けるようになった、もしくは列車とほぼ同じという例も存在します。特急列車が直通していなかった地方都市などです(弘前を除く)。時間短縮効果が高い順に列挙します。

1位:鹿角花輪(秋田県)←池袋駅西口から8時間20分

(50年前は上野から東北本線特急+花輪線普通で9時間16分)

2位:弘前(青森県)←バスタ新宿から8時間50分

(同 羽越本線経由の特急で9時間34分)

3位:五所川原(青森県)←バスタ新宿から9時間50分

(同 東北本線特急+奥羽本線+五能線普通で9時間58分)

4位:気仙沼(宮城県)池袋駅西口から7時間7分

(同 東北本線+大船渡線普通で7時間3分)

【戦前のELが急行を牽く!】往年の上野口は急行街道だった(写真3枚)

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コメント

1件のコメント

  1. でも、夜行バスは寝られない...。

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