ロシア艦隊に大打撃? ウ軍ミサイル攻撃の成功で起きた大きな変化とは

黒海艦隊の今後は?

黒海封鎖にも大きな影響か

 イギリス国防省は2023年9月26日、ウクライナによるロシア黒海艦隊への攻撃の効果を分析した見解を発表しました。

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ウクライナ軍で「ストーム・シャドウ」の発射が可能であるSu-24M(画像:ウクライナ国防省)。

 これは、9月13日、22日にロシア黒海艦隊の艦艇や重要施設に向け、ウクライナ空軍が「ストーム・シャドウ」とみられる巡航ミサイルで攻撃を行ったのを受けてのことです。

 イギリスの国防省は、損害を受けたとみられるロシア艦隊は、依然として艦艇からの巡航ミサイル攻撃能力や、沿岸海域の警備など、基本的な戦闘任務に関しては現在も遂行できると判断しているようです。

 ただ、ロシアが7月19日から行っている黒海封鎖に関しては、より広域な海域を監視することが必要なため、能力が低下した可能性が高いと見解を述べています。

 9月22日のセヴァストポリ艦隊司令部に対するミサイル攻撃では、艦隊司令官を含むロシア将校34名が死亡という情報も流れており、イギリス国防省はこれら9月の一連の攻撃を「これまでの攻撃よりも被害が大きく、より組織的だった」と評価し、一連のミサイル攻撃は、ロシアの実効支配下にあるクリミア半島で同国の権威を失墜させる効果もあったとしました。

【了】

【え…、実はかなり大規模?】対地攻撃を準備するウクライナ空軍ほか(写真)

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