本当に「眺めがイイ列車」とは 前面展望を楽しめる=展望席とは限らない!? 関東私鉄で打線組んでみた

前面展望をモニターで流す列車も

 では、有料特急に移ります。

■京成電鉄新AE形「新型スカイライナー」
 客室から窓を通しての前面展望はできませんが、デッキ部分の扉上にモニターがあり、160km/h運転が行われている際などに映像が流されます。

■東武鉄道N100系「スペーシアX」
 東武日光・鬼怒川温泉方面なら、6号車「コックピットラウンジ」1番・2番の席から、浅草方面なら1号車「コックピットスイート」から前面展望が楽しめます。

 ただ、どちらも座席に座った状態ではほとんど前が見えませんので、立つ必要があります。どちらの設備もソファが備わり解放的な空間ですから、前面展望ではなく居心地に期待して購入する方がよいでしょう。

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西武鉄道001系「ラビュー」(安藤昌季撮影)。

■西武鉄道001系「ラビュー」
 下り列車では1号車1番CD席、あるいは8号車12番AB席なら、おおむね座って前が見られます。「あるいは」としたのは、飯能駅で進行方向が逆になるからです。

 筆者(安藤昌季:乗りものライター)は、山間部区間で景色がよい8号車をオススメします。上り列車で山間部の景色がよいのは、1号車1番CD席です。ただし、上り列車では飯能駅での方向転換を前提として、座席が進行方向の逆向きにされていますので、手動で座席を回転させる必要があります。自分だけ逆向きに座ることにもなりますので、ご注意を。8号車12番AB席なら、飯能→池袋間で座席を回転せずに前面展望が楽しめます。

 なお「ラビュー」は側窓がとても広いので、どの席でも展望性は高いです。

【写真】筆者イチ押しの前面展望を見る

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