地面スレスレ!? 低すぎる「止まれ」標識 自衛隊那覇基地の「珍百景」は、戦闘機を守る秘訣だった!?

2022年4月上旬に起きた台湾東部沖地震で、航空自衛隊の那覇基地が採った対応が注目を集めました。戦闘機を高台に避難させるというものでしたが、そのために事前に基地内の標識などに加工を施していたとか。現地で見てきました。

これからも津波が来ることを見越して

 広報担当の隊員によると、このような津波に対する各種措置が採られるようになったのは比較的最近だといいます。

 その契機になったのは、2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震、いわゆる東日本大震災でしょう。このとき宮城県の航空自衛隊松島基地が津波によって浸水し、駐機していたF-2B戦闘機などが被害を受けています。また陸上自衛隊の多賀城駐屯地も同様に敷地の大部分が水没し出動できなくなったほか、民間でも仙台空港が津波によって使用できなくなりました。

 これらの教訓から、防衛省は津波による浸水被害だけでなく地震対策も含めて各地の自衛隊施設の耐震化、耐津波施策を進めており、前述したような那覇基地の改修もその一環だと言えるでしょう。

Large 20240622 01
那覇基地の海抜30m付近。万一の際はこのあたりまでF-15J戦闘機などを引き上げられるよう、標識などはあえて低くなっている(乗りものニュース編集部撮影)。

 那覇基地も、地震や津波に対する検証を行い、そのための訓練を始めたところで、今回の台湾東部沖地震に伴う津波警報の発出となったそうです。

 基地広報によると、地震が起きた4月3日は平日であり、通常の勤務体制だったので、スムーズに多くの機体を高台へと上げることができたとのこと。ただ、地震発生はこれで終わり、というわけではありません。

 

 いつ大地震が起き、津波が襲ってくるか誰も予見できないので、今回の教訓も踏まえて、基地では今後も訓練を継続して行い、自然災害に対処できる能力を維持していきたいと語っていました。

【了】

【初見だと違和感ありまくり!?】那覇基地の津波対策、いろんな標識を見る(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス