バブル期の超豪華客車「夢空間」を“清瀬市”へ 「完全修復します」「活用します」保存とどう両立? 担当者に聞いた

寝台特急「夢空間北斗星」などで活躍した超豪華客車「夢空間」。現在のクルーズトレインにも劣らない豪華仕様でしたが、この「夢空間」を、東京都清瀬市が譲受し“復活”させるそうです。その理由を聞きました。

食堂車としての機能を活かす

 木原参事は、「年月を経ることで老朽化していくことは避けられませんが、昨今の文化財保存の考え方として、文化財そのものが、修復および保存のための費用を生み出していくことで、持続可能な保存が可能になると考えます」と話します。一例として、車両を使った撮影やイベント開催などによる収益、保存のためのクラウドファンディングや寄付などを通じて、修復費用を賄っていきたいとしました。

 ただ、そうした保存の在り方と“事業への活用”は、相反する側面もあります。車両の価値を考えるなら、例えば「高額な飲食物を提供するレストラン」として「夢空間」を活用することなどが考えられます。しかし、それでは子どもたちが簡単に入れる設備ではなくなるとも思えます。

 逆に現状の「ららぽーと新三郷」のように、子どもたちが簡単に入れる施設とするなら、車内での飲食、遊び場となることなどでの車内破損も考えられます。

Large 20240817 01
現役時代の展望食堂車「ダイニングカー」(安藤昌季撮影)。

――「児童館などの子どものために活用したい」「鉄道文化財としての超豪華客車」とありますが、市はこの両立をどう考えているのでしょうか?

(木原参事)「保存・活用計画」を策定し、それに沿った活用を行いたいと考えております。「夢空間」を鉄道文化財としてしっかりと保存していくためには、車両そのもので修復・保存のための費用を賄っていくことが求められます。このことから、現在「夢空間」の運営についてサウンディング型市場調査を行っているところです。

 しかしながら「夢空間」の本来の姿である「飲食ができる車両」であることは最大限に活かさなければならないとも考えております。「夢空間」の価値を理解していただいたうえで、現役当時に提供されていたメニューも食べられるレストランやラウンジとして営業できること、特定の日に子どもや市民に向けたイベントを行うことなど、さまざまな活用方法を検討していきたいと考えております。

クルーズトレインに劣らない…! これが超豪華「夢空間」の車内です

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス