「え、なにこれは…!?」 アメリカ軍が“超極秘の異形機”初公開から36年 退役したのに今でも「こっそり飛んでる」のはナゼ?
世界の軍事専門家たちが驚愕した日です。
初飛行から7年間、存在が秘匿されたニンジャ戦闘機
アメリカの大手防衛関連企業ロッキード・マーチン社は2024年11月11日、公式X(旧Twitter)で次のような投稿を行いました。
「1988年11月10日、この一枚の粗い写真が、スカンクワークスの秘密を明らかにしました」
これは、1988(昭和63)年11月10日にアメリカ国防総省が開いた会見で、それまで厚い機密のヴェールに包まれていたステルス機F-117A「ナイトホーク」の姿が、初めて公表されたことを伝えるものです。
F-117は、世界初の実用ステルス機です。レーダーで捉えにくくするため、曲面をなるべく使わない平面形状を多用した独特の外観を有しているのが特徴です。
航空機としては空力特性上、不利な形状をしていますが、操縦にはパイロットの操作を電気信号で翼やエンジンなどに伝えるフライ・バイ・ワイヤを用い、コンピュータで常時補正することで、飛行時の安定性を確保しました。
また、赤外線探知でも捉えにくくなるようエンジン排熱も最低限に抑える工夫が盛り込まれています。そのひとつが当時の戦闘機では当たり前の装備となっていたアフターバーナーの非搭載で、さらに排気口も機体上面に設けるなどして対策を施しています。
ほかにも自機が発したレーダー電波が敵によって捉えられて逆探知されないよう、あえて機上レーダーは搭載していません。そのため、目標の探知や捕捉用として、レーダー目標指示装置や前方監視型赤外線装置(FLIR)などが備えられていました。
そして、同機を開発したのが、ロッキード・マーチン社の中でも先進的な航空機の開発を担う組織「スカンクワークス」でした。
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