「あれ、バス停が動いてる…」 都内のバス停がたった2mだけ移設 実は5年がかりの“快挙”なワケ
まだ危険度は残るも「最善の結果」の2m移設
今回の三角山バス停は、停車すればバスが横断歩道をふさいでしまいます。しかし、道路のすぐ脇に野火止用水が流れているため、橋のたもとから移設しようとすれば、大幅な移設を余儀なくされます。危険を解消しようとすれば、住民の利便性が大きく変わってしまう場所にあるのです。
「所轄の警察や自治体、地元の方と約5年の協議を経て移設に至りました。車体がまだ横断歩道にかかることがありますが、危険度ランクは下がりました。これでおしまいではなく、引き続き安全対策を進めます」(西武バス)
このバス停は利用者も多く、「いろいろなご意見いただき、最善な結果が2mの移設」だったと振り返ります。現在も、到着前に「下りたバスの直前直後の横断は危険」などの車内放送を流し、注意喚起を行っているそうです。
これで都内のAランクバス停は全て解消されましたが、Bランク、Cランクバス停については、停留所の掲示物や車内放送による注意喚起が行われているものの、「安全対策検討中」とされている箇所も多いです。
【了】
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