京葉線の激レア系統「東金線直通」に乗ってみた ロングランだけど「各停」の理由 ヘトヘトになって体感

千葉県のJR東金線には、1日1往復だけ東京駅発着の列車が存在。種別は各駅停車で、全区間乗り通すと1時間半ほどかかります。夕ラッシュ時に東京駅から乗車し、需要を見てみました。

通過駅は設定しにくい?

 新駅の幕張豊砂には19時8分着。ここでも乗車、下車ともに10人程度でした。19時10分、特急も停車する海浜幕張駅に到着。再び、ドア付近の人はいったん降りるようアナウンスが流れました。20人程度が下車したものの、大量の乗車でむしろ乗車率がアップしました。

Large 20250114 01

拡大画像

蘇我駅からは外房線になる(2024年12月、安藤昌季撮影)。

 19時13分の検見川浜駅では20人ほどが下車し、数人が乗車。19時15分の稲毛海岸駅では50人ほどが下車して、ようやく身動きがとれるようになりました。とはいえ東京駅出発時と同程度で、吊革と座席はほぼ全て埋まっています。19時19分に千葉みなと駅着。15人ほどが乗車して、10人ほどが下車しました。

 19時24分、いよいよ外房線・内房線と接続する蘇我駅着。京葉線はここで終わり、内房線の快速 君津行きと接続します。ここで70人ほどが下車し、20人ほどが乗車しました。ようやく車内を歩けるようになりましたが、始発駅から徐々に乗客が減ることが多い通勤路線に対して、京葉線は千葉都市圏からの大きな需要があるため、そこへ帰宅する人とそこから帰宅する人が入り混じり、乗車率が落ちないのだと理解しました。

 社会問題にもなった、2024年3月のダイヤ改正における京葉線の快速列車削減ですが、ラッシュ時に乗った実感としては、越中島と舞浜以外の停車駅全てで無視できない利用があり、通過駅を設定しにくいのだと感じました。

【首都圏ではレア光景!】電車を「分割する」様子(写真)

最新記事

コメント