列車で通勤・通学→「住むならココ!」 オススメ/避けるべき駅&路線とは
春は進学や就職、転勤などで住む場所が変わる人も多い季節です。住む場所を選ぶにあたり、部屋の大きさや家賃とともに重要なのは、最寄りの駅や路線です。どのような場所が住みやすいのか、鉄道ライターの視点でまとめてみました。
避けたい「列車が止まったら通勤・通学不可」
就職や進学、転勤などを控え、この時期は住む場所を選んでいる人も多いのではないでしょうか。鉄道を利用しての通勤・通学を前提としたとき、住む場所は部屋の大きさや家賃とともに重要な事柄です。住みやすいのはどのような場所なのか、鉄道ライターの視点で見ていきます。
まず避けておきたいのは、「普段使いする路線が止まったら、ほかに移動手段がない」という点でしょう。都市圏の鉄道であれば、複数の路線が利用可能という場所もあるので、そういった地域に住んで、そのどちらの路線の駅にも歩いて行けるのが理想です。
また、歩いて行けなくてもバスを使うとほかの路線へ迂回できるなど、変わりの移動手段があるだけでも相当違います。筆者(柴田東吾:鉄道趣味ライター)の場合は、2つの路線の駅へ歩いてアクセスできるほか、バスを使うとさらに2路線加わって合計で4路線の移動手段があり、普段の行動範囲も広がっています。
ただし、こうした路線は利便性の良い地域でもあることから、家賃相場が高めに設定されているのは否めません。しかし片方の路線の知名度が低かったり、本数が少ないなど利便性がやや劣っていたりすると家賃相場は低めになり、逆に狙い目でもあります。
「2駅利用可」の落とし穴
ここで紹介したのは複数路線の利用ですが、不動産の広告などでは「2駅利用可」という表記を見ることがあります。「2駅」だと、同じ路線の隣駅どうしを指すこともあるので注意が必要です。この場合、2駅を利用できたとしても、路線そのものが不通になってしまえば意味がありません。

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