日本時代の表記そのまま! 世界唯一「ブルートレイン夜行」に乗る 国際列車へ抜擢されたワケとは

14系・24系寝台客車は、日本では廃車により乗車できなくなりましたが、タイ国鉄の夜行列車ではまだ大活躍しています。タイとラオスを結ぶ定期の国際快速夜行列車に使用されています。

国際列車に抜擢された14系・24系

 さて、2024年7月20日からは、タイと隣国ラオスを結ぶ国際夜行列車が運行開始されました。両国の観光と商業の活性化が見込まれる国際夜行列車には、なんと14系座席車、14系・24系寝台車が定期運用となって返り咲いたのです。また観光列車以外の14系座席車はこの列車が唯一の存在となり、元オハ14 76と81、オハフ15 21の3両が充当されています。

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タイ~ラオス国境の友好橋を渡る133レ、ビエンチャン行き。橋は併用軌道である。列車で国境を渡るのは、四方を海に囲まれた日本人にとって新鮮な気分だ(2025年2月10日、吉永陽一撮影)

 国際夜行列車は、バンコクと国境の町ノンカイを結ぶ快速夜行第133列車(133レ)と第134列車(134レ)を延長運転するかたちで誕生しました。列車はタイ・ラオス友好橋の併用軌道を渡って、ラオス首都ビエンチャンに新規開業したビエンチャン(カムサワート)駅まで延長運転しており、列車番号は変わりません。下り133レはノンカイ駅で出国手続きを行い、ビエンチャン駅にて入国手続きをします。上り134レはその逆です。

 編成は質素なもので、クーラー付き車両が14系・24系寝台車1両、14系座席車1両に、非冷房の3等車が数両連結され、日本の国鉄時代に走った夜行急行や快速列車を彷彿とさせます。

 ラオスはかつて軽便鉄道がありましたが、1941(昭和16)年に廃止となって以来、鉄道のない国でした。2009(平成21)年にメコン川を渡って両国を往来する線路が結ばれ、タイ側のノンカイ駅は場所を現在地へと移転し、区間列車が運行開始しました。ラオス側はターナーレン駅を開業させましたが、やがてビエンチャン(カムサワート)駅まで線路を延伸し、国際快速夜行列車を運行したことで両国の交流が活発となっています。

 この列車はタイとラオスを直通する唯一の列車であり、快適なクーラー車、特に寝台車から満席となります。きっぷは入手困難な日も多く、思い立ったらと軽い気持ちでは乗れません。タイ国鉄では最近、180日前から列車予約が可能となったため、直前では満席が常なのです。

日本時代の表記そのまま タイ~ラオス国際快速夜行を見る(写真)

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