「目新しさナシ」とか言われて43年存続!? 「ヤマハを代表するバイク」SR400は何がスゴかったのか?「え、もう作ってないの?」
ヤマハのバイクを語るうえで絶対に外せないモデルの一つがSR400です。クラシカルなスタイルを貫き続けて43年も続いたモデルは、常に時代へ「何か」を残していきました。
迷走から開拓した「オシャレバイク」の立ち位置
ただし、やはりヤマハも商売です。初代SR400発売の翌年からしばらく迷走する格好になります。

1979年リリースの新SR400にはキャストホイール、チューブレスタイヤなどが搭載され、ややスポーツ寄りに。そうかと思ったら1982年の限定モデル、1983年のモデルでスポークホイールが標準装備として復活。キャストホイールモデルはSR400SPの名の併売されることになりましたが、やがて姿を消しました。
以降、SR400は2021年の生産終了までスポークホイールを貫くことになりますが、1985年のモデルでは「クラシカルに振ったほうが良い」ということからなのか、時代に逆行するかのようにドラムブレーキへと変更。それでいながらステップ位置を後退させることで、往年のイギリスのカフェレーサーのような仕様に近づけるスタイルになりました。
この変更から「SR400はオシャレなバイク」という認知が少しずつ広まっていき、1980年代後半から、それまでの「スポーツ系」「不良系」のどちらでもない「大人の嗜みとしてのバイクユーザー」を獲得。ジワジワとSR400の人気が上昇していきます。
実は筆者もその次の世代にあたる1988年モデルのSR400に一時乗っていた時期があります。まだ10代だった筆者にとって初めての中型バイクで、この無骨さがオシャレで渋いと思っていましたが、当時同じように考える人は多かったようで、東京の街中ではSR400とSR400がすれ違う機会がとにかく多くありました。
ただ、たいてい皆カスタムをしており、セパハン(セパレートハンドル)・アルミタンクに変更し、ノートンのようなルックスにして乗るのが流行りました。また、SR400のコンセプトに連動して、カフェレーサーアイテムを扱うアパレルショップが西麻布などに出店。
ここでは、それまでの日本のバイクユーザーの間では認識されていなかった良質の革ジャン、クロムウェルなどのヘルメット、クラシカルなゴツいゴーグルなどと合わせて、SR400のカスタムパーツなどが販売されました。今顧みれば、SR400の開発当初の目論見が、この時代にしてようやく追いついてきたように感じます。
バイク好きな小生自身(52)、MTB(1991年より)含めモトクロス•cub•レーサーレプリカ•ゼロヨン•ハーレーダビッドソンetc.種々様々に愉しんで来たが、ただカフェレーサーだけ未だに嗜んだ事がないんだよなぁ。故に友人が解体屋でSR400をたったの2万円ぽっきりで買ったのを思い出す次第(笑)。肩にACE-CAFEのワッペン貼っ付けて疾走りたいな。
GB500の記事も読みたいです。TTの現役ユーザーです。中古入手ですが30年近く愛用してます。ロケットカウルが良かったのですが通勤使用にはやや派手過ぎ。ネイキッドフォルムも完璧です。シングルシートカウルが無いのが少し寂しいですが。(400のカウルを所有中。塗装屋さん探し中。)あと大型免許というか昔免許なので、500にしたのも理由のひとつ。でも500は大正解!低回転でもパワーむきむき。今でも引けを取らない。軽い車重。SRX6とかSR400、500とか比較しました。でも通勤併用です。毎朝キックは辛い。セルは必須。狭い駐輪場にセンタースタンドも必須。SRにも装備されてたら買ったかも。とかとかTTにぞっこんなんだけど、よっこいしょ記事が皆無。ま、台数が少な過ぎて、知名度低過ぎて、記事書いても読者が稼げ無いで、当然の結果かな。ライターも商売だもんね。GB350からの500って話もあるけど、別物ですね。年齢的にTT降りて、最新テクノロジーのGB500にするかな。