ロシア軍の「巨大爆撃機」が “空中から忍び寄る侵入者”に次々と破壊される 「驚愕の作戦」詳細映像が公開

衝撃の作戦の全体映像が公開されました。

「クモの巣」作戦の詳細映像が公開

 ウクライナ保安庁(SBU)は2025年6月4日、ロシア軍の爆撃機などを目標とした「クモの巣」作戦の詳細映像を公開しました。

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Tu-95MSM改良型(画像:UAC Russia)

 SBUによると、6月1日に実施したこの作戦は、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領が直接指揮したとのこと。ロシア本土のオレーニャ空軍基地、イヴァノヴォ空軍基地、ディアギレボ空軍基地、ベラヤ空軍基地をドローンで攻撃し、計41機の航空機を破壊したと報告しています。

 ドローンの目標となったのは、Tu-95やTu-22Mといった爆撃機のほか、A-50早期警戒機、An-12輸送機などです。一部の機体は現役ではなく、保管状態にあったとみられますが、爆撃機に次々とドローンが忍び寄る様子が映像から確認できます。これらの機体は既に生産を終了しているため、機体が全損となった場合、損失を補填するのは容易ではありません。

 SBUは今回の作戦で、自律的な人工知能アルゴリズムと、手動のオペレーター介入を組み合わせた最新のUAV(無人飛行機)制御技術を使用したとしています。一部のUAVは信号が喪失したため、事前に計画されたルートに沿って人工知能を使用して作戦を実行するように切り替えたとのこと。特定の目標に接触した後、自動的に起爆したそうです。

 SBUは映像の公開に先立ち、爆撃機の燃料タンクなど、最大の被害を与えられる脆弱な部分を狙ったことをほのめかす画像も公開しています。なお、今回の攻撃にあたっては、ウクライナのポルタヴァにある長距離戦略航空博物館に展示されているTu-95やTu-22Mなど(ウクライナが旧ソ連から継承して退役した機体)を活用し、AIによるターゲット設定訓練を行っていたとする現地メディアの報道もあります。

 ゼレンスキー大統領は6月2日、「クモの巣」作戦の準備に半年以上を要し、合計で117機のドローンを使用したことを自身のSNSで明らかにしています。攻撃に使用されたドローンは、基地周辺に停車したトラックから発進したとされており、周到に計画された作戦だったことは間違いないようです。

【画像】次々と破壊されていくロシア軍の戦略爆撃機

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