無数のレドームが異様! 巨大化した空自の新“カモノハシ”「スタンド・オフ電子戦機」まだ完成じゃない今後の計画
航空自衛隊が開発を進めている新型の「スタンド・オフ電子戦機」。機首や各部に無数のアンテナを備えた異様さから注目を集めていますが、現代の電子戦機としては異例とも言える大型のC-2輸送機がベースに選ばれたのはなぜでしょうか。
初代「カモノハシ」との違いと電子攻撃機のトレンド
一部では、特徴的な外観からEC-1が初代「カモノハシ」、スタンド・オフ電子戦機は「カモノハシ2世」と呼ばれています。しかし、EC-1が訓練支援機だったのに対し、二代目は作戦機として運用される点が大きな相違点です。
加えて、航空自衛隊はすでにYS-11EAで通信妨害能力を、EC-1や2008年度から開発された戦闘機搭載型電子防御装置でレーダー妨害能力を備えていることから、スタンド・オフ電子戦機には新たにデータリンク妨害能力を要求しています。
電子戦は、相手方の通信機器やレーダーに対して電波妨害などを行う「電子攻撃」、相手方から電子攻撃を受けた際に電波の周波数変更や出力増加などによって電子攻撃を低減・無効化する「電子防護」、効果的な電子攻撃・電子防護のため相手方の電波情報を収集する「電子戦支援」の3つに分けられます。この分類に従えば、スタンド・オフ電子戦機は「電子攻撃」が、姉妹機RC-2は「電子戦支援」が主な任務となります。
他方で、アメリカを含む外国の事例に目を転じてみると、電子戦支援機はボーイング707旅客機をベースとしたRC-135のような大型機が多い一方で、電子攻撃機はEA-18G「グラウラー」のように既存の戦闘機、あるいはビジネスジェット機を改造母機とする機体が大半で、現代ではスタンド・オフ電子戦機のような大型機は少数派です。
では、RC-2に続いて、なぜスタンド・オフ電子戦機の改造母機にもC-2が選ばれたのでしょうか。





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