夜行バスの「3列独立シート」は日本独自? 誕生の裏にあった“車幅の壁”と鉄道へのライバル意識
高速バスの車内で、通路が2本あり座席がバラバラに配置されている「3列独立シート」。この独特なスタイルは、日本の厳しいルールと日本人の気質が生んだ「独自の進化」だったようです。
始まりは1980年代! もともとは鉄道に対抗するため
なぜ、これほどまでに手間のかかる独立シートが定着したのでしょうか。その歴史は、今から40年ほど前の1980年代にさかのぼります。
日本で初めて1人掛けの3列独立シートを採用した路線は、1986年に大阪と福岡を結ぶ「ムーンライト号」とされ、その後の夜行高速バスにおける標準的なシート配置のモデルになったようです。
当時は高速バスのネットワークが広がっていく時期で、新幹線や寝台特急といった鉄道に対抗する必要がありました。
当時のバス事業者の戦略は、鉄道よりも安く、かつ移動中でも「ひとりの空間」を確保して、快適に眠れる環境を提供することでした。
この「独立した空間で眠れる」という仕組みが、他者との接触を避け、プライバシーを重視したいという日本人の気質にマッチし、定着したと考えられています。
現在では、さらに進化してカーテンで仕切られたり、壁で完全に囲われた個室のようなバスも登場しています。
夜行バスの「3列独立シート」は、日本の道路事情と、プライバシーを大切にする文化が組み合わさって生まれた、日本では特徴的な「移動する個室」的な存在といえるかもしれません。
次に夜行バスに乗る際は、その足元や通路に隠された、日本の設計者たちのこだわりをぜひ感じてみてください。





当時東京に住んでいた私が知っている、3列独立シートの夜行バスといえば、京浜急行バスと弘南バスで品川〜弘前を結ぶ『ノクターン』です。
確か1986年末デビューで新聞に知りました。
これが嚆矢になり、全国に波及しました。
ブルートレイン『あけぼの』上野〜弘前の片道運賃で『ノクターン』を往復乗れるぬが強みでした。 私も青函連絡船を乗るのに『ノクターン』を何度も乗りました。 イヤホンで音楽やトークを聴くのが楽しみで、特に弘南バスで聴いたのが
伊奈かっぺいさんのトーク! ホントに「爆笑」
でした。