実は「鳥よけ」じゃない!? ジェットエンジンの“謎のぐるぐる模様”が防ぐ「恐ろしすぎる事故」とは

飛行機のジェットエンジンの中心に描かれた「渦巻き模様」。実はこれ、ただのデザインや噂される「鳥よけ」ではありません。稼働中のエンジンに人が吸い込まれる最悪の事故を防ぐための、極めて重要な「命の信号」だったのです。

回転が“見えない”恐怖! 渦巻きが警告する「死の領域」

 ジェットエンジンの中心にある円錐状の部品「スピナー」。ここに描かれた渦巻き模様の最大の目的は、地上作業員に対して「エンジンが回転中であること」を視覚的に知らせることにあります。

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ジェットエンジン。赤い矢印で指した部分が中心にある「スピナー」(画像:写真AC)

 現代の高性能なジェットエンジンは、アイドリング状態では非常に静かで、周囲の騒音にかき消されて回転音が聞き取りにくいケースがあります。

 しかも、巨大なファンブレードが超高速で回転すると、人間の目には透明な円盤のように透けて見えてしまい、止まっているのか動いているのかの判別が困難になります。

 もし回転中のエンジンに近づけば、凄まじい吸引力によって人間が吸い込まれるという、最悪の事故を招きかねません。

 そこで、中心に渦巻きを描くことで、回転時に模様が「白い円」や「揺らめき」として浮き上がり、遠くからでも一目で稼働中であることがわかるよう工夫されているのです。

 いわば、この模様は地上スタッフにとっての「命の信号」といえます。しかし、この渦巻きにはもう一つ、古くから語り継がれている「ある生物」への対策説が存在します。

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