平日でも立ち客あり! 「様々な顔」を持つ九州ローカル線 「廃止前の快速」2時間半の旅
JR日南線は、空港アクセス線、華やかな観光特急の走る路線、純然たるローカル線といった様々な顔を持っています。そうした路線を乗り通してみました。
列車に2時間半揺られて終着駅へ
9時19分、田吉着。宮崎空港線が分岐する駅ですが乗降なし。コンクリートの高架線が離れていきます。ダイヤ改正後は、特急「海幸山幸」がいったん宮崎空港駅に立ち寄ってから、南郷駅を目指すという運行形式となりました。
出発すると平原の中を疾走します。9時27分の木花で9人下車、9時30分の運動公園では乗降なし、9時35分の子供の国で7人下車・1人乗車。そして9時38分の青島で15人下車・2人乗車と大きな動きがありました。
青島を過ぎると進行方向左側に海が見えます。青島トンネルを抜けて、内海を通過した後に国の天然記念物「鬼の洗濯板」の絶景が見えます。隆起した砂岩層が洗濯板のように見える風景で、特急「海幸山幸」では一時停車し、解説も入ります。
線路はしっかり整備されており、スピード感ある走りを見せます。9時52分の伊比井は鵜戸神宮へのアクセス駅ですが1人下車のみ。
10時6分の北郷で2人乗車と列車交換。ここからは広渡川の景色と山の風景が見事です。急に市街地になると10時15分、飫肥着。3人下車4人乗車と動きがあります。
ここからは各駅に停車します。路線名となった日南で3人下車・1人乗車、10時25分の油津で8人下車・1人乗車と大きく動いて車内はがら空きに。日向灘の景色が見え、大堂津では動きなし。特急「海幸山幸」の終着駅である南郷は10時40分着。2人下車です。
10時45分の谷之口で2人乗車、10時52分の榎原では乗降なし。日向大束は市街地になるも乗降なし。11時12分の日向北方で1人下車。11時16分の串間はアニメ『ポケットモンスター』の駅名標で、2人乗車・2人下車でした。
ここからは乗降がありません。福島高松を過ぎると海の景色が楽しいです。志布志に近付くと市街地が大きくなり、港湾が目を楽しませます。
11時39分、終点の志布志で10人が下車しました。2時間24分の長時間乗車でしたが、平日ながらも、全区間でこまめな利用があり、廃止して大丈夫なのかと感じられます。大阪へのフェリーが発着する志布志港フェリーターミナルは徒歩圏内なので、筆者はフェリーに乗るために利用しましたが、列車はなかなか盛況でした。
なお、ダイヤ改正後は、上りの最終列車のみが快速「日南マリーン号」となりました。観光地も多く、景色も美しい日南線の旅、一度体験しても良いかもしれません。
※一部誤字を修正しました(25日9時30分)。
Writer: 安藤昌季(乗りものライター)
ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。





日南線 駅名 諸々間違いが有ったので
榎原駅の次は日向大東ではなく 日向大束(ひゅうが おおつか)です。