山手線のなかの鉄道空白地帯=“港区の奥のほう”には何があるのか バスが行き交う“区境らへん”
山手線内でも「鉄道空白地帯」と呼ばれるエリアがあります。なかでもその範囲が2区の境界にまたがって広がるエリアがあります。どのような場所なのでしょうか。
「昭和!」がそこにある
この「都06」に加え、渋谷駅から恵比寿駅経由で、明治通りより1本南の恵比寿通り・白金北里通り(都道305号)をゆく「田87」(渋谷~恵比寿~白金高輪~田町)も、やはり鉄道空白地帯のため盛況です。また、南北方向は外苑西通りにバスが走り、これらが交わり渋谷区と港区の境をなす「天現寺橋」交差点が交通の要衝となっています。
天現寺橋を中心としたエリアは古くからの住宅街で、昭和の時代からの団地やマンションも多いエリアです。天現寺橋の交差点に面する都営広尾5丁目アパートは、管理戸数685戸という渋谷区最大の都営団地になっています。
また「田87」が通る白金北里通りの商店街などは、昭和の雰囲気を色濃く残します。ここ「白金」は商店会が「港区の奥座敷」と呼称するほどで、高級住宅街で有名な「白金台」とも異なります。それでも近年では、白金高輪駅の周辺にいわゆるタワマンも増え、近代化しています。
ちなみに、南北線が開通したのは2000年のことなので、それ以前はより広大な“鉄道空白地帯”だったわけですが、もっと以前は違っていました。六本木通りも、明治通りも外苑西通りにも、昭和40年代まで都電が通っていました。「都01」や「都06」は都電の代替系統であり、広尾5丁目アパートは都電車庫の跡地に立っています。
土地勘のない人には、天現寺橋も西麻布も「どこ?」となるかもしれませんが、都電の時代には「鉄道の要衝」そして今は「バスの要衝」になっています。





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