「消防車のモリタ」が119周年! はじまりは“水鉄砲” 最初のはしご車は“木製” まさに消防の歴史な会社ヒストリー

消防車市場におけるはしご車の国内シェア9割を超える「モリタ」ですが、今年で創業119年を迎えます。消防に寄与し続けたその長い変遷を、担当者の話を交えながら振り返ります。

創業時のDNAは今日にも。超画期的な最新消防車両たち

 進化に進化を重ねるような、1970年代までのモリタの消防車両でしたが、今日に至る最新モデルも細やかで消防効果抜群のモデルばかりです。続けて最新モデルの消防車両を紹介してもらいました。

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先端屈折式はしご付消防自動車「スーパージャイロラダー」シリーズ(現行車)(画像:モリタ)

先端屈折式はしご付消防自動車「スーパージャイロラダー」シリーズ

 モリタのフラッグシップモデルの「はしご車専用シャシ」を採用したはしご車「スーパージャイロラダー」。現場のニーズに応えた様々な仕様の車両がありますが、中でも「これぞモリタ」と言いたくなる1台が「先端屈折式」です。

 はしごの先端が屈折することで、電線や樹木などの障害物を避けて上から建物に接近するほか、橋脚から河川など、“マイナス方向”への救助活動を可能にした画期的なモデルです。

 また、車いすに乗ったまま救助が可能な大型バスケットを採用した車両も展開し、社会課題に呼応しています。

消防ポンプ自動車「Miracle CAFS Car」

 これは、圧縮空気泡消火装置(CAFS装置)を搭載した消防ポンプ自動車です。水に少量の消火薬剤を加え、そこへ圧縮空気を送り込むことにより発泡させる装置を搭載し、水の表面積を広げることで効率よく消火できます。

 少量の水で消火活動を行うことができるため、住宅等の水損を最小限に抑えられます。また、ホースを流れるのが水ではなく泡のため、軽量で隊員への負担も軽減するほか、大規模な震災や林野火災等の発生時に限られた水源でも効果を発揮できるという、こちらもまた画期的な1台となりました。

「Intelligent Attacker(インテリジェントアタッカー)」採用 救助工作車

 オリジナルキャビン「インテリジェントアタッカー」を搭載した救助工作車です。安全性、機能性、デザイン性を高次元で融合させ、広い室内空間による高い居住性と、前方、側方の優れた視認性を両立しました。1分1秒を争う救助現場での確実な活動を支援するモデルです。

消火薬剤タンク付き大型化学高所放水車「インテグレートワン」

 大型高所放水車、大型化学車、泡原液搬送車の3台分の機能を1台に集約した大型消防車です。石油コンビナートなどの大規模火災において、省人化と迅速な放水体制の構築を同時に実現し、効率的な消火活動を支えます。

CD-I型 消防ポンプ自動車 普通免許対応車「ミラクルLight」

 2017年の改正道路交通法の施行により、普通免許で運転できる消防ポンプ自動車は、5t未満から3.5t未満に引き下げられました。「ミラクルLight」は、改正後の「普通免許」でも運転ができる唯一のCD-I型消防ポンプ自動車として登場したモデルです。

 法改正以降、新たに普通免許を取得した方は、従来の標準的な消防車の運転ができなかったところ、この車両を開発したことにより、新たに免許を取得する若い世代でも運転ができるようになりました。消防団員などの担い手不足という社会課題に対し、運転ハードルを下げつつ、十分な消火性能を維持した1台です。

【画像19枚】これが119年分の「モリタの消防車」です(画像)

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