「消防車のモリタ」が119周年! はじまりは“水鉄砲” 最初のはしご車は“木製” まさに消防の歴史な会社ヒストリー
消防車市場におけるはしご車の国内シェア9割を超える「モリタ」ですが、今年で創業119年を迎えます。消防に寄与し続けたその長い変遷を、担当者の話を交えながら振り返ります。
複雑化する災害現場に最適化する開発をさらなる未来にも
これら最新モデルを見ると、創業者・森田正作氏の思いが創業から119年経過した今生き続けていることがよくわかります。そして、時代ごとのニーズに呼応し、開発を続けるモリタのスピリットを前に、改めて「日本を代表する消防車両・消防器具メーカー」であることをまじまじと痛感しました。
「私たちは1907年の創業以来、119年にわたり日本の消防現場の課題に対応し、その歴史の中で培った技術力で社会課題の解決に取り組んでまいりました。
現在、災害の激甚化や都市構造の変化により社会リスクが複雑化する中、<『安心』を支える技術と絶えざる挑戦で、人と地球のいのちを守る>というパーパスを掲げ、さらなる変革に挑戦しています」(モリタ担当者)
また、今日のモリタの強みは、長年培った高度な「モノづくりの力」にあるともいい、AIやIoTといったデジタル技術を融合させる柔軟な開発姿勢にあるそうです。
「最新の取り組みとしては、2025年大阪・関西万博で実証実験を行った『指揮支援システム』が挙げられます。要救助者情報、隊員の安全管理、救急トリアージ、建物情報、車両管理等、必要な情報・機能を一元管理するもので、AIを活用した判断支援機能も備えることで、複雑化する災害現場での指揮・統制の最適化に資する技術として、早期の社会実装を目指し実証実験を継続しております」(モリタ担当者)
最後に、記念すべき119周年を迎え、さらなる未来にかける思いも聞きました。
「いかなる過酷な現場でも揺るがない最高品質の製品を追求し、ハードとソフトの両面から最適なソリューションを導き出すことで、隊員の安全と人々の財産を次世代へつないでいく……常に一歩先を見据え、より強靭で安心な社会を共に創り上げてまいります」(モリタ担当者)
Writer: 松田義人(ライター・編集者)
1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。





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