なぜAMVと一緒に納入されなかった?「人が撃つより正確」なRWSが総火演2026で初披露のワケ
2026年の富士総合火力演習で、陸自の新型装甲車「パトリアAMV」のRWS搭載型が初公開されます。世界中の戦場で実績を持つコングスベルグ製「RS4」の脅威の性能と、部隊で後日換装された背景を解説します。
「揺れても百発百中」を可能にするセンサー群
総火演で登場したのは、このRS4を搭載した普通科教導連隊第4中隊の車両です。パトリアAMVは納入時には有人操作の12.7mm機関銃を搭載していましたが、総火演に向けてRWSへと換装されたそうです。
なぜ納入時には有人操作式の銃座だったのかといえば、それは製造メーカーが違うためです。
標準装備の有人銃座は、車体と同じく日本製鋼所が製造(ライセンス生産)を担っています。その車体に、別メーカーであるコングスベルグ社のRWSを搭載するため、納期が異なっていたとのこと。結果、車両の整備などを担当する部隊で、後日送られてきたRWSをAMVに搭載したといいます。
なお、RS4は拡張性のある武器システムであり、将来的に陸自が要望すれば、戦場管理システムやレーザー警報器、アクティブ防御システムなどとの連携も可能になります。RS4を搭載したAMVは、進化し続けるあらゆる脅威に対して適応することができるようになるでしょう。
Writer: 武若雅哉(軍事フォトライター)
2003年陸上自衛隊入隊。約10年間勤務した後にフリーフォトライターとなる。現場取材に力を入れており、自衛官たちの様々な表情を記録し続けている。「SATマガジン」(SATマガジン編集部)や「JWings」(イカロス出版)、「パンツァー」(アルゴノート)などに寄稿。





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