都内にある「滅多に閉じない踏切」何のため? ヒントは“WARNING” 線路の途中にはフェンス「でも廃線じゃない!?」
拝島駅の北には「滅多に作動しない踏切」が存在します。ここには、どのような列車が通るのでしょうか。
基地へはディーゼル機関車が牽引
周辺住民によると、朝に燃料を積んだ貨物列車が横田基地へ入り、夕方4時ごろに基地を出発するとのこと。列車は拝島駅でしばらく停車した後、再び出発します。同じ時間帯に立川駅へ貨物列車が入線することから、これが横田基地から戻る列車ではないかと推測してくれました。
この貨物列車は通称「米タン」と呼ばれ、ジェット燃料などを運搬しています。ルートは、横浜市にある鶴見線安善駅付近の貯油施設から、尻手短絡線、武蔵野貨物線、府中本町駅、南武線、立川駅、青梅線、拝島駅を経由して横田基地へ至ります。
なお、横田基地を出発した貨物列車は、直接青梅線へ乗り入れることができません。拝島駅構内で2度のスイッチバックを行う必要があり、拝島駅から横田基地までの専用線は非電化のためディーゼル機関車が牽引します。
歴史をひも解くと、もともと横田基地は「多摩陸軍飛行場」として整備された場所で、第二次世界大戦末期には首都圏防衛を担う戦闘機基地でもありました。過去の地図を見ると、この引込線は戦前から敷設されており、当時から使用されていたことがわかります。
在日米軍基地への引き込み線というと重要な路線のように思えますが、前述したように貨物列車が通るのは1日1往復だけ。そのため、アメリカ軍関係者が常時見張っているようなことはありません。




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