古い戦車はもう捨てない? レオパルト1が“砲塔交換だけ”で最新仕様に!? 手掛けた驚愕の企業とは?
防衛装備展示会「ユーロサトリ」において、ベルギーの防衛企業ジョン・コッカリル・ディフェンスは、旧式の主力戦車「レオパルト1」を大幅に近代化した車両を展示しました。
「新造」より「再生」を選んだ理由
ジョン・コッカリル・ディフェンスは、25~120mm級の砲塔・兵器システムを主力製品とするベルギーの防衛企業です。一方で、軍用車両の整備・修理・近代化(MRO)やライフサイクルマネジメントも重要な事業として展開しています。
主に退役した戦車や装甲車をオーバーホールし、用途変更や能力向上を施して再び戦力化する事業を世界各国で展開しており、近年はウクライナ向け車両の再生・改修も手掛けています。
今回展示されたレオパルト1も、そのノウハウを生かした近代化プログラムです。同社によれば、車体側への改修は最小限で済み、砲塔の換装作業そのものは約1日で完了するといいます。大規模な車体改造を必要としないため、比較的短期間かつ低コストで能力向上を図れることが大きな特徴です。
会場ではレオパルト1以外にも、M113装甲車の車体に同社製の新型砲塔を組み合わせた車両も展示されており、その改造の汎用性の高さもアピールされていました。
ロシアによるウクライナ侵攻は、「新しい戦車を造る」だけでなく、「既存の戦車をいかに短期間で戦力として再生するか」という課題も各国に突き付けました。レオパルト1のように実績ある車体を生かし、砲塔だけを最新化するという発想は、今後の戦車近代化における有力な選択肢となりえます。
Writer: 布留川 司(ルポライター・カメラマン)
雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info





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