未来が来た! 米国で「超音速旅客機」解禁へ! 半世紀の「禁止」を覆した“ある技術”とは FAAが新規則案
米国連邦航空局(FAA)は、長年禁止されてきた民間航空機による陸上での超音速飛行を解禁する規則案を発表しました。ソニックブームを地上に到達させないことを条件に、次世代超音速機の商業運航への道を開くものです。
「ソニックブーム」がなければOK? 約50年ぶりの規制転換
アメリカ連邦航空局(FAA)は、約50年間続いてきた民間航空機による陸上での超音速飛行の禁止を解除する規則案を発表しました。技術の進歩により、衝撃波「ソニックブーム」を地上に到達させない飛行が可能になったことが背景にあります。
現在の規制は1973年に制定されたもので、民間航空機がマッハ1を超える速度で米国内を飛行することを原則として禁止しています。これは、航空機が音速を超えた際に発生する衝撃波「ソニックブーム」から国民を保護するための措置でした。例外として、研究や試験目的でFAA長官から特別な運航許可(SFA)を得た場合に限り、限定的な飛行が認められてきました。
しかしFAAは、技術の進歩や、ソニックブームが地表に到達するのを防ぐ飛行技術が登場したことにより、この全面的な禁止は時代遅れで、もはや適切ではないと判断しました。特に、高度やマッハ速度、特定の大気条件を組み合わせてソニックブームを大気中で屈折させ、地上に到達させない「マッハカットオフ操作(MCO)」といった技術が実証されています。
新しい規則では、ソニックブームによる地上での過圧がごくわずかな基準値(0.11psf)を超えないことを条件に、超音速飛行を許可します。運航者は、この基準を遵守できることを証明し、FAAから認定を受ける必要があります。
これは次世代超音速機の商業運航に向けた重要な第一歩ですが、空港周辺での離着陸時の騒音については、将来別途基準が設けられる予定です。FAAは、この規制緩和により、米国が超音速機開発で世界をリードすることを目指しています。





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