私鉄ターミナル駅にて「聴いたことがない発車メロディーだな…」 作曲者の名前を見て「えっ!」まさかの有力者だった件
駅の発車メロディーは人気歌手の曲や、「ご当地メロディー」などに種類を広げてきました。四国最大都市の主要駅で流れる曲は耳にしたことがなかったものの、作曲者は運輸業界で知られた有力者でした。
ビックリするほど音楽家だった清水社長
伊予鉄公式YouTubeにアップロードされている動画で、清水氏は「趣味は音楽・作曲」「尊敬する作曲家はバッハ」だと明かしています。
「影響を非常に受けた」ミュージシャンの1人として「教授」と呼ばれた故・坂本龍一さんの名前を挙げ、小学生から中学生のときには坂本さんが参加した音楽グループ「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」の曲が流行しており「シンセサイザーを買い、そこから作曲にのめり込んだ」と振り返りました。
「リズム」については「リズム良く、歩くようなテンポ」にした曲だと説明。伊予鉄グループは「この音を聞いて、『リズム良く街へ出かけよう』という気持ちになっていただけることを願っている」とコメントしています。
発車メロディーは15秒に収められていますが、「リズム」は全体で3分6秒の長さがあります。
清水氏は他にも、愛媛県イメージアップキャラクター「みきゃん」を起用したアプリ「みきゃんアプリ」のテレビCMに使っている曲「Cream」、松山観光港と呉港・広島港を結ぶ高速船とフェリーを運航する伊予鉄グループ子会社の石崎汽船のテレビCMに用いられている曲「Make it」なども作曲しています。
清水氏はこうした曲が頭に浮かぶのは「朝に起きたときとか、寝ているときとか、飛行機に乗っているとか」で、時間に比較的余裕があるときに「ドーンとハーモニーとメロディーがそのまま浮かぶことの方が多い」と説明しています。
清水氏が作曲した発車メロディーやテレビCMの曲は、伊予鉄グループのホームページの「発車メロディ・テレビCM」で聴くことができます。曲はいずれも清水氏自身が演奏しており、四国の代表的な私鉄の経営トップの「もう一つの顔」をのぞくことができます。
Writer: 大塚圭一郎(共同通信社経済部次長・鉄旅オブザイヤー審査員)
1973年、東京都生まれ。97年に国立東京外国語大学フランス語学科卒、共同通信社に入社。ニューヨーク支局特派員、ワシントン支局次長を歴任し、アメリカに通算10年間住んだ。「乗りもの」ならば国内外のあらゆるものに関心を持つ。VIA鉄道カナダの愛好家団体「VIAクラブ日本支部」会員。





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