東京モノレール車内、なぜ盛り上がっている? まるで「ひな壇」 スピードにも関係

東京モノレールの車内には段差があり、まるで“ひな壇”のようになっている座席もあります。なぜそのような構造になっているのでしょうか。そして、“ひな壇”の下には何があるのでしょうか。

盛り上がった部分、その下には何がある?

 山手線と京浜東北線が停車する浜松町駅と、羽田空港を結ぶ東京モノレール。その車内には一部、高くなっている箇所があり、車両によってはステップを2段上がって腰かけるような、まるで“ひな壇”のような座席もあります。

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東京モノレール10000形の車内。少し高くなった場所に設けられた座席がある(乗りものニュース編集部撮影)。

 山手線などの電車では、このような構造は見られません。また東京モノレールは、レールに相当する「軌道げた」の上に車両が跨がる「跨座式(こざしき)」と呼ばれるモノレールですが、同じ跨座式の大阪モノレールや多摩都市モノレールなどでは、そのような構造は見られません。

 東京モノレールの車内は、なぜこのような構造になっているのでしょうか。同社に聞きました。

――なぜ車内に少し高くなっている部分があるのでしょうか?

 その部分の下に台車があるためです。高くなっている部分は各車両で前後2か所ずつあります。

――というと、車両の構造上どうしても生じてしまう段差ということでしょうか?

 はい。車体を大きく、高くすれば段差をなくせるのかもしれませんが、軌道の構造物を大幅に見直す必要があるため、車体の寸法を変えることができません。

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コメント

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4件のコメント

  1. なるほど、路線バスと違ってタイヤハウスが車幅の中央付近に位置するわけか

    • バスなんてモノコック構造からサスペンション他燃料タンクを平たいものにしたり低床を実現するに様々な工夫があるけど、やはり駆動系の影響か?後部からタイヤハウスにかけての辺りは逆に昔のフレーム構造のバスより段差はきついかもしれない、最近では燃料タンクを左タイヤハウス近辺に設置する関係で、その辺りに座席の無い新型バスもあるし、やはりバリアフリーとなると平らな場所は優先席や車椅子スペースやベビーカー固定位置など様々なステッカーが貼ってあって健常者が近寄りにくい雰囲気で先日も降車時に最後部の席からの段差で転けそうになったよ、

    • 低床路線バスの最前席みたいによじ登る事はないし、上手くタイヤハウスを利用したと思う。座席配置に若干の違和感はあるが。

      他社の胯座式はハイデッカーの観光バスの様なものだが、バスと違うのは床と一緒にホームも上げてしまえばバリアフリーになる事。重心は高くなるが、乗客には違和感がない。

      どちらが良いかは路線の目的次第か。