最北の駅から最南の駅へ 新幹線が整備されても「日本縦断」の時間が長くなった理由

稚内~西大山 最短所要時間の変遷

 1972(昭和47)年9月と2011年9月、2018年9月の最短時間ルートで乗り継ぐ列車は、次の通り。2018年9月時点では、東京~姫路間は新幹線と寝台特急のどちらを使っても全体の所要時間は同じになります。

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東京~姫路間は写真の寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」を使っても、東海道・山陽新幹線に乗って姫路で1泊しても、全体の所要時間は変わらない(2009年2月、恵 知仁撮影)。

1972年9月(北行ルート:45時間29分)

<1日目>西大山19時42分発~(普通列車)~西鹿児島21時17分着・21時25分発~(寝台特急「月光2号」)~<2日目>岡山8時51分着・10時40分発~(新幹線「ひかり4号」)~東京14時50分着~上野16時00分発~(特急「はつかり3号」)~<3日目>青森0時15分着・0時35分発~(青函連絡船)~函館4時25分分着・4時45分発~(特急「おおぞら1号」)~札幌8時55分着・10時30分発~(急行「天北」)~稚内17時11分着

2011年9月(南行ルート:25時間50分)

<1日目>稚内16時51分発~(特急「スーパー宗谷4号」)~札幌21時50分着・22時00分発~(急行「はまなす」)~<2日目>青森5時40分着・5時46分発~(特急「つがる2号」)~新青森5時52分着・6時10分発<新幹線「はやぶさ4号」>~東京9時24分着・9時30分発~(新幹線「のぞみ23号」)~博多14時43分着・15時09分発~<新幹線「さくら419号」>~鹿児島中央16時48分着・17時11分発~(普通列車)~西大山18時41分着

2018年9月(南行ルート:29時間21分)

<1日目>稚内6時36分発~(特急「サロベツ2号」)~旭川10時19分着・10時30分発~(特急「ライラック18号」)~札幌11時55分着・12時16分発~(特急「スーパー北斗12号」)~新函館北斗15時49分着・16時17分発~(新幹線「はやぶさ34号」)~東京20時32分着・20時50分発~(新幹線「のぞみ135号」)~姫路23時55分着・<2日目>6時29分発~(新幹線「みずほ601号」)~鹿児島中央9時46分着・10時05分発~(普通列車)~西大山11時57分着

※東京~姫路間は寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」(東京22時00分発~<2日目>姫路5時25分着)の利用も可能

【了】

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