線路4本の複々線、東京と大阪のJR線でタイプが異なるワケ 時代と文化で違い

【写真】肩を並べて走る関西のJR線

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方向別複々線の区間を並走する321系の普通列車と223系の新快速(画像:photolibrary)。

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Writer: 枝久保達也(鉄道ライター・都市交通史研究家)

1982年、埼玉県生まれ。東京地下鉄(東京メトロ)で広報、マーケティング・リサーチ業務などを担当し、2017年に退職。鉄道ジャーナリストとして執筆活動とメディア対応を行う傍ら、都市交通史研究家として首都圏を中心とした鉄道史を研究する。著書『戦時下の地下鉄 新橋駅幻のホームと帝都高速度交通営団』(2021年 青弓社)で第47回交通図書賞歴史部門受賞。Twitter:@semakixxx

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コメント

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8件のコメント

  1. >1時間あたり6本程度の運転が限界です。
    上下計6本/時? それとも片道6本/時?
    おそらく片道の意なのでしょうが、元広報マンなら一般読者にも伝わるような記述をお願いしたいです。

  2. 速杉ハヤトみたいな奴は多分常識

  3. 今迄「列車線」と「電車線」で理解してましたが、「急行線」「緩行線」なのですね。
    誤った知識を他人に与える前で良かったです。

  4. えーと国鉄時代の大阪周辺の複々線も「列車と電車」の分離だったんですが……。正確に言うと外側は「列車線」で国鉄本社の管轄、内側は「電車線」で国鉄大阪鉄道管理局の管轄。新快速は「電車線」を使って速達化を図ったもの(だから「急行や時には特急を抜く新快速」すら存在した)。国鉄最末期になって大阪鉄道管理局に列車線も明け渡したのでやっと新快速は列車線を走れるようになった。
    まぁ今でも北陸付近のダイヤが乱れて大阪付近のダイヤがほぼ正常だったら、払い戻しを眺めつつ「サンダーバード」を退避させる新快速が出てくるんだけど(笑)

  5. 確かに。関西に行くと関東の異常な混雑を思い出してびっくりします。
    これでもだいぶマシになったと思いたいですが、日々の混雑でなかなかそんな余裕は持てないですね汗

  6. 東京の様にラッシュ時2~3分間隔、昼間でも5分間隔程度で頻繁に走る路線で方向別にすると、ホーム上で乗り換える人に対応すると各駅で遅れが積み重なって列車の遅れが頻発する様に思います。混雑の激しい首都圏では、発車ベルが鳴っている急行電車に普通電車が到着すると、乗り換える人が急行に殺到し、発車出来なくなる、といったことが各駅で発生しかねません。又、それを考慮して急行が普通を待つと、同様に遅れが発生します。急行線と緩行線の時間をピッタリ同期出来ればいいかのしれませんが、各駅の混雑で電車が頻繁に遅れる首都圏では無理な話です。したがって、乗り換える時に不便に感じるかもしれませんが、全体で考えると混雑緩和と定時運行の方が恩恵は大きく、遠方の人は急行線、近郊の人は緩行線と振り分ける線路別複々線の採用は、建設を急いだことが原因とは言え、結果的に正解だったと思います。

  7. 貨物がどちらをはしっていたのか、貨物駅との関係はどうだったのか。記述不足ですね。

  8. 関西の私鉄 京阪電鉄 10㎞以上 複々線のはずだが???