商用車、なぜカラフルに? 「白が7割」でも多色化が求められているワケ

商用車といえば白やシルバーのクルマが一般的ですが、近年、メーカー各社がカラーバリエーションを増やしています。実用車におけるこうした傾向、社会の変化を映し出しているようです。

「軽トラもオシャレにしたい」のにはワケがある

 ダイハツでは2014年、「ハイゼット トラック」のモデルチェンジが、多色展開のきっかけになったといいます。

「モデルチェンジに際し『農業女子』と呼ばれる方々にヒアリングし、その意見を盛り込みました。実用車の多色展開はマストではないものの、『白やシルバーだけでは寂しい』という声があり、初めてトラックにもカラーを増やしたのです」(ダイハツ)

 また、トラックを使うシーンも変化していると、ダイハツは話します。「たとえば、従来は作物を農協におろすのが一般的でしたが、いまは有機野菜を売りにしたオシャレなレストランなどのお店へ直接おろしに行くケースが少なくありません。そうしたときに『軽トラもオシャレにしたい』といった意見がありました」とのこと。

「ハイゼット トラック」における色のシェアは、基本色の白とシルバーでそれぞれ約70%と約15%。残り15%の人が「選べるカラーパック」を選択していますが、これは、オプションとしては少なくない割合だといいます。また、特にバンタイプの車種は、カラーオプションを選択し、レジャーで使用する人も増えているそうです

Large 20190218 01
ダイハツ「ハイゼット トラック」。最も右列が基本色、ほかはオプションとして選択可能(画像:ダイハツ)。

 スズキも、多色展開は農家の変化を意識しているようです。

「農家さんでは若い世代への代替わりが進んでいます。親御さんから受け継いだ白いトラックを使っていた人が、お嫁さんを迎えるにあたり、白ではない色のクルマを選択されるケースもあります」(スズキ)

 スズキの軽トラックにおける色のシェアも、7割が白、2割がシルバーで、残りの色は合計して1割程度だといいます。しかし、農業人口が減っていくなか、「その1割をより取っていきたい、広げていきたい」という営業サイドの声を受け、色の選択肢を増やしたそうです。

【写真】これが軽トラ!? ホンダのツートンカラーシリーズ

【トリビア】なぜその色? 乗りものの色、どんな意味がある?

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 本来ハイエースのスーパーGLくらいならデブミニバンのアルファードより実用的だと思うし、もはや安全規準の骨格の構成からしてFFで居住空間を売りにする時代じゃないし

    四駆にしても妙な電子制御とは無縁なビスカスLSDセンターデフで何ら問題ないし

    とは言っても次期ハイエースもデブアルファードのようなボンネット式になる噂もあるし

    結局は仕事で扱いやすい商用車ってレジャーでも扱いやすいってことかもしれないですね

    昨今、最小回転半径などの諸元表がカタログの角に追いやられてデブな外国企画の車が優遇税制を追い風に売れる時代ですからね。

記事ランキング

  1. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  2. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  3. ロシア海軍の潜水艦に「異変」! 衛星画像の分析で明らかに 船体に“巨大な傘”を設置か イギリス国防省が指摘
  4. 「海自最大の護衛艦」と「世界最大級の軍艦」が洋上で並んだ! 圧巻の編隊航行を上空から捉えたショットが公開
  5. 片山さつき大臣「実態調査はじめます」 街のクルマ屋の「保険代理店打ち切り」問題に新局面 ビッグモーター事件の余波に再び切り込む!
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  3. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由