「赤信号でも左折可」交差点の注意点とは? 利点あるも、数減らす地域や皆無の地域も
前方の信号が赤でも、左折は常時OKという交差点があります。比較的珍しい交通規制ですが、メリットとデメリットがあり、数が減っている地域もあります。
歩行者には優しくない?
奈良県では全国で4番目に多い26交差点で「左折可」を採用していますが、その数は以前より減っています。1990年代には現在の倍以上あったそうです。
「流入部に横断歩道があっても『左折可』としていた交差点など、歩行者との交錯が生じる恐れのある交差点で、順次廃止しています。このような場所では、歩行者がいてもなかなかクルマが停まってくれないのです」(奈良県警)
交通事故の死者数は年々減少していますが、そのなかで相対的に歩行中の事故、とりわけ高齢者が道路を横断中に死亡する事故の割合が高まっています。国は2000年代以降、歩行者保護重視の安全対策を強化しており、その動きに呼応する形で奈良県警でも左折可の規制を順次見直してきたといいます。たとえば岡山県でも、ここ5年のあいだに20ほどの交差点で「左折可」が廃止されているほか、警視庁管内でも10年間で3か所減ったそうです。
また、2011(平成23)年に警察庁が自転車の通行について「車道が原則、歩道は例外」(自転車安全利用五則)というルールを徹底させる方針を打ち出して以降、国ぐるみで自転車の通行環境が整備されてきました。そうしたなかで、交差点を直進しようとする自転車がキープレフトを保てない左折可の規制を見直す動きもあります。奈良県警では自転車も含め、総合的に判断して規制の見直しを進めていると話します。
【了】
環八東名入口交差点はだいぶ前から左折可は廃止されています。
記事にする際はよく確認しましょう。
環八東名入口交差点の左折可看板、googleストリートビューで確認できますが...
10年くらい前にはなくなってたよね。
ストビュー見たけどないぜ。あるとか言ってる人いるけど、どこにあんの?
あ、もしかして「入口」じゃなくて「出口」の方か。
適当に記事書くなや
左折専用の道路(記事中の奈良県のような専用左折レーンではなく)が設けられている交差点では、通常、交差点の信号に拘わらずそのまま左折しながらその道路を通過して左折を完了するが、県によってはその左折専用の道路で交差点の赤信号を待たないと違反切符を切られるらしい(実例あり)。都道府県によって全く異なる基準で交通取り締まりをするのはいかがなものかと思う。
(当然、前者のほうが交通の流れはスムーズだから前者に合わせるべき)
名古屋市名東区には、全方向常時左折可の交差点(上社JCT北西・北東・南西・南東交差点)がありますよ(上を通る名二環により、上空からの確認は困難だと思われますが…)。