新幹線のいい席&便利な席 大荷物・子連れ・車内販売で有利な席は? ゆったり普通車も

個人的に「良かった」席

 また、個人的な経験から「取って良かった」と思う席もありました。東京から東海道新幹線「のぞみ」で名古屋に出かけたときのこと。11号車に乗り品川を発車すると「車内販売は7号車から11号車までとさせていただきます」と放送が入りました。

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東海道新幹線の車内販売は7号車と10号車からスタート。利用したい場合は7号車か11号車がおすすめ(児山 計撮影)。

 このようにパーサー(販売員)が1人のときは、グリーン車を挟んだ7~11号車のみ車内販売が巡回するケースがあります。そうでない場合も、混雑時は編成の端の1号車や16号車にはなかなか車内販売が回ってきません。これは普通車の車販基地が7号車と10号車にあり、ここから1号車や16号車に向かうためです。

 東海道新幹線で車内販売を利用したい場合は、できるだけ7号車や11号車に近い席を取ると良いでしょう。なお、東海道新幹線でも「こだま」は車内販売がありません。

 これまで紹介したような希望の座席を指定する場合は、駅の指定席券売機が便利です。希望の車両や号車を選ぶと空いている座席が表示され、好きな座席を選べます。また、トイレや多目的室の位置などを知りたい場合は、各鉄道会社のウェブサイトに列車ごとの座席や設備の一覧が掲載されているので、旅行前に目を通しておくことをおすすめします。

【了】

【写真】グリーン車並みの「ゆったり普通車」

Writer: 児山 計(鉄道ライター)

出版社勤務を経てフリーのライター、編集者に。教育・ゲーム・趣味などの執筆を経て、現在は鉄道・模型・玩具系の記事を中心に執筆。鉄道は車両のメカニズムと座席が興味の中心。座席に座る前に巻尺を当てて寸法をとるのが習慣。言うなれば「メカ&座席鉄」。

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