「敵に『本気か!?』と思わせた航空作戦」3選 戦艦撃沈 片道切符で爆撃 山上へ空挺降下

後の世の人ならば結果を知っているのでなんとでも言えますが、当時は狂気の沙汰と思われても仕方ない作戦というのは古今東西、沢山あることでしょう。20世紀になるとその「本気か!?」と思わせる作戦に航空機も加わります。

「空母から片道切符で爆撃するなんて本気か!?」アメリカ軍ドーリットル空襲

 日本軍相手に太平洋の各地で劣勢が続くさなかの1942(昭和17)年4月18日に、アメリカ軍は日本本土に初めての空襲を行います。その方法は、空母を使用したものでしたが、積んでいる航空機が異例中の異例でした、なんと双発の爆撃機、B-25が計16機積まれていたのです。

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「ドーリットル空襲」にて。1942年4月18日、空母「ホーネット」甲板上で発艦信号を待つB-25爆撃機(画像:アメリカ海軍)。

 実は日本側は空襲前に警戒船の報告により、東京から700海里(約1300km)の地点で空母「ホーネット」と「エンタープライズ」が活動していることを知っていました。しかし、当時のアメリカ海軍の空母艦載機は航続距離が短く、本来ならば爆撃のためには空母を日本近海に寄せる必要がありました。まさかそれより航続距離の長い、陸上で運用する爆撃機を空母から飛ばしてくるとは思わず、攻撃があったとしても翌日だろうと楽観していました。被害に関しては、のちの本土空襲に比べれば軽微なものでしたが、それまで戦勝気分だった日本に大きな衝撃を与えます。

 なお、アメリカ軍はこのために、B-25を改造して燃料タンクの増設をすると同時に、2月下旬頃から搭乗員を選抜し、フロリダ州のエグリン飛行場で秘密裏に猛訓練を行っていました。また、日本ほどではないですが、決して仲がいいともいえない当時のアメリカ陸海軍が戦意高揚のためと、珍しく共同で行った作戦でもあります。なにがなんでも日本に精神的ダメージを与えようという、本気度が伝わる作戦といえますね。

【写真】波をかすめるように飛ぶ戦闘中の一式陸攻

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