そのまんま「合格駅」まで爆誕! 全国「受験生応援の駅」 よくぞ考えたゲン担ぎ&語呂合わせ
めくるめく「語呂合わせ」! 頭をひねる鉄道各社
縁起のいい単語の他にも、語呂合わせで受験生を応援するキャンペーンが各地で行われます。
JR東日本は2020年12月から大船駅で、「大船に乗った気持ちで試験に臨む」という願いを込めた各種キャンペーンを実施。同じく大船駅を発着する湘南モノレールはさらに、線内にある片瀬山駅から「勝たせ山」の語呂合わせで、記念入場券や各種イベントを行っています。
千葉の銚子電鉄は本銚子(もとちょうし)駅を「本調子で試験に臨む」として、記念きっぷを例年発売。新京成電鉄では、三咲駅、みのり台駅、五香(ごこう)駅に因んだ合格祈願きっぷを発売したことがあります。
京急はかつて、「叶神社」の最寄り駅である浦賀駅までの記念切符を発売。発売駅には戸部駅と日ノ出町駅も含まれていますが、「飛べ」という語呂合わせと、縁起のいい「日の出」という言葉に因んだものです。
「入学」に因んだものとしては、関東鉄道竜ヶ崎線の入地(いれじ)駅、JR指宿枕崎線の喜入(きいれ)駅で、それぞれイベントやキャンペーンが行われたほか、JR西日本は2017年に「KABE(かべ)を乗り超えろ」という語呂合わせから、可部駅の記念入場券を発行。他にも、文字通り「関門を突破する」という意味で、関門海峡を跨ぐ下関~門司間のきっぷが社員手作りの台紙付き記念乗車券として発売されています。
熊本の人吉駅(肥薩線、くま川鉄道)では、「横棒を足すと大吉になる」ことから、受験生を応援するイベントが行われたことがありました。また同じ肥薩線にある一勝地駅も、受験生には人気となっています。残念ながらどちらの駅も、2020年7月豪雨の影響で休止しており、5か月経った12月現在も営業再開の見通しは立っていません。
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その駅では切符が売られていない場合がままあるのはご愛敬か
日本一短い鉄道を骨董品のディーゼルカーが走る。維持には相当のコストが掛かるのに「鉄道」のブランドイメージを、守るために赤字でもあえて残している。
紀州鉄道には頑張ってもらいたいものです。