「各停」と「普通」は違う? 全ての駅に止まるとは限らないワケ

「通過駅がない」イメージの各駅停車や普通列車は、本当に全ての駅に停車するのでしょうか。中には例外もあります。そもそも各駅停車と普通では、どちらが「格上」の種別なのでしょうか。

基本的には各停も普通も同義だが…

 例え土地勘がなくても、とりあえず「各駅停車」や「普通」列車に乗れば、目的の駅で降りそびれる心配はなさそうです。「急行」や「快速」など通過駅がある優等列車と違い、各駅停車や普通は速達性でいえば最も下位にある種別だからです。しかし、この両者を比べると、どちらが「格上」なのでしょうか。

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JR渋谷駅4番線の電光掲示板。同一ホームから「各駅停車」と「普通」の列車が発着する(2021年5月、伊藤真悟撮影)。

 各駅停車は読んで字のごとく「どの駅にも停車する」列車です。普通も基本的には同義ですが、鉄道会社によっては通過駅が存在する場合があります。

 例えばJR東日本では、東海道線の普通は東京駅を出ると、次は新橋駅に停車します。東京~新橋間には有楽町駅が存在しますが、停車するのは並走する山手線と京浜東北線だけで、東海道線にはホームすらありません。路線としては東海道本線の駅ですが、運転系統としての東海道線には含まれていないのです。とはいえ、そのような事情を知らない乗客にとっては、東海道線の普通は有楽町駅を実質「通過」しているように見えるかもしれません。

 ローカル線でも、普通が駅を通過する例がいくつかあります。特にJR北海道で多く見られますが、中でも秘境駅として知られる室蘭本線の小幌駅(北海道豊浦町)は、平日の深夜に長万部行きが1本、早朝に東室蘭方面行きが2本、それぞれ通過します。これは同駅の利用者が極端に少なく、通過することで遠方からの速達性を向上させるためといえます。ちなみに2021年7月現在、同駅に停車する列車は上下線合わせても普通6本のみです。

【矛盾…】「各駅停車」が駅を「通過」するという光景

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コメント

1件のコメント

  1. 大井町線の話は、
    緑(二子新地・高津通過)はあくまで大井町線の扱いで、
    青(二子新地・高津停車)は「田園都市線直通」
    という案内が自由が丘を出ると放送される。