競合?共存? 西武「拝島ライナー」vs JR特急「おうめ」 どう棲み分けられているのか

2018年に運行が始まった西武鉄道の「拝島ライナー」。翌2019年には同じく拝島を通るJR東日本の特急「おうめ」が運行を開始し、通勤ライナーvs特急の構図が出来上がりました。どのような棲み分けがあるか、実際に乗車し見てきました。

混雑区間の着席保証「拝島ライナー」

 首都圏の私鉄では、通勤電車としてもライナー列車としても使えるロング/クロス転換座席の車両を導入し、ラッシュ時間帯を中心に座席指定制のライナー列車を運行する例が増えてきました。そのひとつが2017年に運行を開始した西武池袋線~地下鉄直通の「S-TRAIN」ですが、同じ車両を用いて西武新宿線・拝島線に登場したのが、「拝島ライナー」です。

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JRの特急「おうめ」と西武鉄道の「拝島ライナー」(画像:写真AC/2022年7月、児山 計撮影)。

 西武鉄道が40000系電車を使用した「拝島ライナー」の運行を2018年に開始すると、翌2019年にはJR東日本も東京~青梅間に特急「おうめ」を設定。これにより新宿(西武新宿)~拝島間で競合関係が生まれました。

「拝島ライナー」は西武新宿・高田馬場を出ると、小平までノンストップ。そこから分岐する拝島線内は各駅に停車します。平日の運行本数は、西武新宿発17時15分から22時15分まで、1時間ごとに6本設定。西武新宿駅から拝島駅までの所要時間は47~49分です。

 同じ時間帯、区間を特別料金不要で利用できる急行は、所要時間54分前後。一見すると、座席指定料金を支払ってまで乗る意味があるのかと思いがちですが、特に混雑する高田馬場~小平間を300円で着席保証という点から人気を誇っています。なお、運賃との合計金額は740円(きっぷの場合)です。

【競合「おうめ」の利用者は?】拝島駅を発車する頃

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