旅客機で急角度着陸!? 「あまりに特殊な民間空港」激変か 「従来じゃ明らか無理ゲーな機種を発着」どう実現するのか

アクセス良すぎたゆえに……はよくあるハナシですが。

通常3度の降下角が…ほぼ「倍」!

 ロンドン市街地に最も近いながら滑走路が約1500mしかなく、その立地ゆえに機体のサイズも制限され、さらに特別な着陸進入方法が求められる「特殊すぎる空港」がロンドン・シティ空港です。ここが、近い将来変わるかもしれません。

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ロンドン・シティ空港(同空港の公式SNSより)。

 ロンドン・シティ空港はイギリス民間航空局に申請書を提出。ここでは、最大で180席超の乗客を乗せられる旅客機「エアバスA320neo」の同空港乗り入れ、およびGPSを用いた着陸進入システム「RNP AR」による新たな進入経路の採用などが盛り込まれています。もしこれが承認されれば、同空港の運用と処理能力が大きく変わることになります。

 2025年1月現在のロンドン・シティ空港は、エアバスA320シリーズの胴体最短縮形「A318」が、乗り入れられる最大サイズの旅客機とされてきました。現在主に発着しているのは、最大135席のエアバスA220-100や最大114席のエンブラエルE190といった、地方間輸送向けの小ぶりなジェット旅客機です。

 さらに、市街地のビル街に囲まれていることから、同空港の着陸進入時の降下角は5.5度に設定。なお、通常の空港では3度の降下角で滑走路に向かうことがスタンダードです。そうした「急降下着陸」が必要であったことから、同空港への発着には、急角度進入機能を装備した機体で、かつ乗員の訓練も必要な状態だったとされています。

 なお、当局側に提出された「RNP AR」システムは、各滑走路端での機体の進入角度を変更する方法の採用で、急角度進入機能がないA320neoでも、ロンドン・シティ空港に発着できる運用の導入が盛り込まれています。なお、イギリス政府は、ロンドン・シティ空港の年間乗客上限を、2031年までに現状の設備・発着数のまま650万人から900万人に増やす計画を承認しており、今回の申請はこれに伴ったものとのことです。

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