歴史的一枚撮った!! もがみ型護衛艦に「VLS」初搭載 これで”大幅レベルアップ”する能力とは?
ついに実装…!
今後はもがみ型に順次搭載へ
2025年4月、海上自衛隊に就役予定の護衛艦「によど」に「垂直発射装置(VLS)」が装備された状態での公試が開始されました。

「によど」は、もがみ型護衛艦の7番艦で、全長132.5m、幅16.3m、深さ9.0m、喫水4.7m、基準排水量3900トン、乗員数は約90名。主機関はガスタービンエンジンとディーゼルエンジンの組み合わせで、軸出力は7万馬力、速力は約30ノット(約55.6km/h)となっています。
2023年9月に三菱重工長崎造船所(長崎県長崎市)において、命名・進水式が実施され、就役に向けた準備が進められています。
艦名は、愛媛県から高知県へ向けて流れる「仁淀川」に由来し、海上自衛隊で用いるのは、ちくご型護衛艦の7番艦「によど」に次いで2回目。ちなみに、旧日本海軍では大淀型軽巡洋艦の2番艦に命名される予定でしたが、太平洋戦争の激化に伴い建造中止となったため、使われずに終わっています。
今回「によど」に装備されたのは、アメリカのロッキード・マーチン社が開発し、日本では三菱重工がライセンス生産しているMK41 VLSで、同艦には合計16セルが搭載されています。これは、2021年度補正予算で導入が盛り込まれたもので、合計12隻が建造されるもがみ型の中では、「によど」が初のVLS搭載艦となります。
今後、もがみ型は12隻すべてにVLSが搭載される計画で、ここに07式垂直発射魚雷投射ロケットを装備することにより、現状と比べて対潜戦能力の大幅な向上が期待されます。
コメント