山手線じゃないのになぜ「山」? 駅の看板に潜む謎マーク 実は超重要な「きっぷの特例」

東京都心のJR駅では、駅名標の右上に「山」や「区」など、謎の記号のような感じ一文字が記されています。これには、どのような意味があるのでしょうか。

品川から越後湯沢でも東京駅起算

 JR山手線の新宿駅では、駅名標の右上端に「山」「区」と表記されています。「山」はなんとなく山手線のことだと推測できますが、JR中央線のホームにある駅名標にも、同様の表記が見られます。

Large 20260314 01

拡大画像

JR新宿駅 山手線ホームの駅名標(画像:写真AC)

「山」は山手線を指すことに違いありませんが、正確には「山手線内」であることを意味します。そのため、山手線の駅でなくても、同線の内側に位置する御茶ノ水駅(中央線快速)や、千駄ケ谷駅(中央・総武線各駅停車)なども含まれます。

 わざわざ山手線内であることを示しているのは、きっぷの制度と関係しています。

 山手線内では、山手線内の駅と、東京駅から営業キロが101~200kmの駅との区間について、運賃を東京駅から(または東京駅まで)の営業キロ・運賃計算キロで計算する特例があります。

 例えば、山手線の品川駅から、JR上越線の越後湯沢駅まで在来線で移動する場合、両駅間は206kmあるため、本来はその距離に応じた運賃が必要です。しかし、この特例により、越後湯沢駅まで199.2kmの東京駅を出発駅とみなした運賃が算定されます。

 この場合、発券されたきっぷには「山手線内」と表記され、品川駅でなくても、駅名標に「山」とある山手線内のどの駅からでも利用できます。ただし、山手線内の駅では途中下車はできません。

 一方の「区」は、「東京山手線内」をさらに広げた、東京23区内のすべてのJR駅を指します。これは東京だけでなく、札幌市、仙台市、横浜市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、北九州市、福岡市など、全国11都市に設定されている制度です。

 駅名標では、横浜市なら「浜」、大阪市なら「阪」、仙台市なら「仙」といった形で表記されます。

【「神」「浜」って書いてある】これが「特定都区市内」です(画像)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス