爆撃機に「空対空ミサイル」てんこ盛り!? 未来のステルス機の新たな使い方 米軍の次世代戦コンセプトとは?

地上攻撃が主任務の爆撃機に大量の空対空ミサイルを積む。米空軍の次世代ステルス爆撃機B-21で、そんな常識破りの構想が浮上しています。これまでの空中戦の概念を根本から変えるかもしれない「空飛ぶ弾薬庫」計画とは。

F-35の弱点「弾不足」を救う! 次世代ミサイルと究極の分業戦術

 ステルス戦闘機は高い生残性を持つ一方で、内部兵器倉に搭載できるミサイル数には厳しい制約があります。

Large 20260405 01
F-35戦闘機と様々な無人機が行動する様子のイメージ図(画像:ロッキード・マーティン・スカンクワークス)

 例えばF-35がステルス性を維持したまま携行できる空対空ミサイルは4発しかありません。機体サイズの大きなF-22であっても、その数は6発+短射程2発に限られており、長時間にわたる大規模航空戦では手数が不足する恐れがあります。

 そこで、極めて大きな兵器搭載量を持つB-21を配置し、戦闘機が発見した目標に対してミサイルを撃ち込むことで、戦闘全体の火力密度を飛躍的に高めようという発想が生まれたと考えられます。

 搭載されるミサイルとして想定されるのは、現在アメリカ軍の主力中距離空対空ミサイルであるAIM-120 「アムラーム」です。このミサイルはアクティブ・レーダー誘導方式を採用しており、発射後は自律的に目標を追尾する能力を備えるため、ネットワーク化された交戦環境との相性が良いと言えるでしょう。

 しかし、より注目したいのは、現在開発が進められている次世代長距離空対空ミサイルAIM-260JATMです。

 JATMは、近年急速に性能を向上させている中国の長射程ミサイルに対抗するために開発された兵器で、射程は200kmを超えると推定されています。このような長射程ミサイルをB-21が多数搭載した場合、爆撃機は敵機のはるか後方からでも攻撃を加えることが可能となります。

 前線のステルス戦闘機がセンサーとして機能し、後方のB-21が火力を担当するという分業体制が確立すれば、空戦は従来の戦闘機同士空中戦から、ネットワーク化された遠距離射撃戦へとさらに進化することになるでしょう。

【日本で見せました】アメリカ海軍の長射程空対空ミサイルです(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  2. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  3. 「知らなかった!」SNSで話題に 高速道路の“2つ並んだ赤い三角コーン”、実は超重要な「ある合図」だった! NEXCO公式が投稿
  4. 神奈川県警の“バイクは自転車レーン走るな”投稿にツッコミ殺到! 「自転車にも車にもバイクにも迷惑です」…何が問題に?
  5. 史上最大の軍艦より135mもデカい!? 旧海軍「大和」を凌ぐ『エースコンバット8』の新ボス「陸上戦艦」の衝撃スペックとは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号