爆撃機に「空対空ミサイル」てんこ盛り!? 未来のステルス機の新たな使い方 米軍の次世代戦コンセプトとは?
地上攻撃が主任務の爆撃機に大量の空対空ミサイルを積む。米空軍の次世代ステルス爆撃機B-21で、そんな常識破りの構想が浮上しています。これまでの空中戦の概念を根本から変えるかもしれない「空飛ぶ弾薬庫」計画とは。
F-35の弱点「弾不足」を救う! 次世代ミサイルと究極の分業戦術
ステルス戦闘機は高い生残性を持つ一方で、内部兵器倉に搭載できるミサイル数には厳しい制約があります。
例えばF-35がステルス性を維持したまま携行できる空対空ミサイルは4発しかありません。機体サイズの大きなF-22であっても、その数は6発+短射程2発に限られており、長時間にわたる大規模航空戦では手数が不足する恐れがあります。
そこで、極めて大きな兵器搭載量を持つB-21を配置し、戦闘機が発見した目標に対してミサイルを撃ち込むことで、戦闘全体の火力密度を飛躍的に高めようという発想が生まれたと考えられます。
搭載されるミサイルとして想定されるのは、現在アメリカ軍の主力中距離空対空ミサイルであるAIM-120 「アムラーム」です。このミサイルはアクティブ・レーダー誘導方式を採用しており、発射後は自律的に目標を追尾する能力を備えるため、ネットワーク化された交戦環境との相性が良いと言えるでしょう。
しかし、より注目したいのは、現在開発が進められている次世代長距離空対空ミサイルAIM-260JATMです。
JATMは、近年急速に性能を向上させている中国の長射程ミサイルに対抗するために開発された兵器で、射程は200kmを超えると推定されています。このような長射程ミサイルをB-21が多数搭載した場合、爆撃機は敵機のはるか後方からでも攻撃を加えることが可能となります。
前線のステルス戦闘機がセンサーとして機能し、後方のB-21が火力を担当するという分業体制が確立すれば、空戦は従来の戦闘機同士空中戦から、ネットワーク化された遠距離射撃戦へとさらに進化することになるでしょう。





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